第5回 岡山県賀陽町立上竹荘小学校

常務理事  早川 克巳

 2001年1月30日0930時より約1時間半の予定で、出身校である上竹荘小学校において「船長母校へ帰る」の講演を行ないました。
岡山県上房郡賀陽町立上竹荘小学校は岡山県の略中央部に位置し、吉備高原と称せられる盆地にあります。生徒数は4年生19名、5年生18名、6年生は14名で我々が通学していた40数年前の1/3になっておりました。

 講演は自己紹介の後、日本船主協会作成のビデオ「豊かさを運ぶ海の道・コンテナ船」をみて10分の休憩をとり、日本の貿易の現状、船、海の話をし、世界地図、スライド、OHPを利用し、航海の話やパナマ運河及びスエズ運河の説明をしました。その後、ビデオや講演内容について質問を受けましたが、賀陽町は岡山県の略中央に位置している為、殆どの生徒は外航船などの知識は無く、身近なところに海運関係者もいない関係で、あまり質問が出ませんでした。講演内容ではコンテナのダブルスタックトレインの長さが2kmに及ぶことが非常に興味をひいたようでした。また講演後の感想文には、海賊に襲われたらどうするか、コンテナに荷物は何個入っているか等の質問も寄せられましたが、一番困ったのは、ダブルスタックトレインのディーゼル機関車の馬力は何馬力かという質問でとりあえず、現地に問い合わせ返事を致しましたが難問でした。

 講演に先立って、校長先生より小学生なので、わかり易く話をして欲しいと言われておりましたので、理解されたかどうか心配でしたが、参加児童全員の感想文によりますと、ある程度海や船に興味を持って貰ったようなので、一安心致しました。


LastUpDate: 2024-Mar-25