第162回 北海道函館市立中島小学校

(一社)日本船長協会事務局   

北海道函館市立中島小学校

 

1.開催に至った経緯と学校紹介

 独立行政法人 海技教育機構が練習船上で 定期的に開催しているシップスクールとのコ ラボレーションであり、今回は函館停泊中の 海王丸船上にて講演を実施した。

2.開催日時

 平成28年10月17日(月)
 13:45~14:15(講演)
  子供達に海と船を語る
 14:20~15:00
  船内見学(ABC 3 班に分かれ船橋-機関室-無線室-居住区-上甲板を巡回)
 15:00~15:30
  教室にて質疑応答、生徒代表に記念盾を授与。岸壁上で記念撮影の後、解散。

3.講演内容

 今回の対象は小学五年生児童25名。傍聴者 として校長先生・教員3 名、函館運輸支局2 名、北海道新聞社 記者1 名、黒松内ぶなの 森自然学校スタッフ1 名、海王丸乗組員8 名、 合計40名の前で以下の講演を行った。
①海の大きさ、日本の領土の広さ、日本の貿 易量で海上輸送の占める割合
②日本船主協会DVD「日本の海運」世界をつ なぐ海上輸送上映( 2 分間)
③様々な船、大きさ、速度、世界の港と航路
④動画「船の航路」上映。スエズ・パナマ運 河を紹介( 5 分間)
⑤船員の仕事、船上生活、船長になるには  (船員教育機関の紹介)
⑥自分の歩んだ道(海王丸実習生時代、乗船 した社船、訪れた諸外国の写真)を紹介。

子供達からの質問と回答
 Q1. 海王丸を造るのに掛った年月?
  ⇒(船長)設計着手からこの形にするまで3 年。
 Q2. 自由時間はどの様に過ごす?
  ⇒(3/O)停泊中に休みの時、名所観光や食べ歩くのが楽しみ。
 Q3. 船の食事はどの様なものが出ますか?
  ⇒(2/E)今日の昼は牛丼でした。定番はカレー。様々な献立が有る。
 Q4. この船は何トンありますか?
  ⇒(C/O)何トン位だと思う⇒100トン?
  ⇒(C/O)ちょっと桁が違うね。正解は2,556トンです。
 Q5. 航海中に変な生物を目撃しましたか?
  ⇒(J2/O)変な生物では無いけどイルカや
   クジラはよく見かける。夜光虫は綺麗です。
 Q6. 帆の枚数は?
  ⇒(C/O)横の帆・縦の帆18枚ずつで合計36枚。

4.講演者雑感

 質問形式を交え子供たちの興味を引く様に 工夫した。VLCC の長さを想像出来るように 中島小学校を中心に半径333mの円を地図上 に描いた処、身を乗り出して聴く生徒も居た り、海外から原材料を輸入できなかったらコ ンビニの商品が殆ど空っぽになってしまう説 明には多くの生徒が驚きの感想を綴っていた。
 船内見学に随行し、各部士官達の譬えを用 いた解り易い巧みな説明に感嘆した。傍聴し ていた自然学校スタッフも、女性三航士が引 率する班に随行し、船員の職業を知る貴重な 経験となった様で、「もし小さい頃にこうい う機会が有ったら、船乗りを志したかも知れ ない」との感想。子供たちに海と船を語るこ との意義を再認識した。今回のシップスクー ル参加者の中から、将来船乗りを目指す少年 少女が現れることを願うばかりである。


(常務理事 大類健三郎 記)

生徒達の感想文

生徒達の作文/ /

 


LastUpDate:2017-11-06