第59回定期総会後の懇親会報告

 定時総会終了後の懇親会が、18時から厚生会館5階にて、多数の官公署、海事団体の関係者及び会員の方々のご出席のもと盛大に開催された。懇親会での新旧会長の挨拶、及び来賓の方々のご祝辞の概要は次のとおりでした。


小島 前会長挨拶
 本日は、お忙しい中、当協会の懇親会にご出席いただき誠に有難うございます。
 先ほど第59回定時総会と理事会が無事終了し、理事が8名、監事1名が交代、会長も私から葛西に交代しましたこと、ご報告いたします。
 私は6年前、森本前会長から引き継ぎました。その年の3月に東日本大震災があり、沢山の犠牲者が出ました。太平洋側の大きな港は、鹿島港から八戸港あたりまで大変な被害を受け、港に停泊していた多くの船も津波に翻弄されました。船長協会に多数の船のキャプテンから、報告、資料を頂きました。月報にも載せさせて頂きました。そのなかで、印象に残ったのが、旧日正汽船(株)殿のVLCC『日彦』のキャプテンからのレポートです。「仙台港で、係船索は瞬時に切れ、まるで洗濯機の中を回され、もてあそばれているようであった」との表現でした。
 また、『子供達に海と船を語る』の事業ですが、私もいろいろな所へ行きました。子供達が一生懸命、聴いてくれる姿が忘れられません。札幌の小学校からの感想文の中に、日本ハム・ファイターズファンの生徒の「プロ野球の選手になれなかったら、船長になりたい」(笑い)というものもありました。
 それから、毎年制作しています教育用DVDです。今年の3月に完成しました『錆打ちと塗装』です。船体の整備に、役立てもらえるよう作りました。内容は、日々の手入れが大切であること。下地、いろいろなタイプのペイントの特性、その使い分け、塗り方等を詳しく説明しています。非常に分かりやすく表現しています。販売価格は少し高いのですが、3,600円です(笑い)。いいものが出来ました、船で是非、利用して頂ければと思います。ペンキ1缶より安い(笑い)ですので、宜しくお願い致します。
 では、長くならないうちに、このへんで、6年間、皆様、誠に有難うございました。


葛西 新会長挨拶
 皆さんこんにちは、本日は日本船長協会の総会後の懇親会にお集まり頂き有難うございます。
 先程の総会とその後の理事会において当協会の代表理事と会長を引き受けさせて頂くことになりました葛西でございます。今後とも引き続き宜しくお願い申し上げます。
 ご挨拶をさせて頂く前に、6年間の長きにわたり当協会の発展にご尽力されました小島前会長の今までのご貢献に対し、心より敬意を表したいと思います。有難うございました。
 会長と言う非常に重責を引き受けましたので、先行き私で務まるかとの不安もありますが、お引き受けました以上は皆さんの期待に応えて、しっかりとした活動を行って、引き続き、船長の職務を通じた横断的な団体として海運界及び日本の海事界に貢献して参りたいと思います。
 ここで色々と抱負を述べても、未だ就任したばかりですので、どういう方法で、どういう形にしていこうか、頭の中でしっかり固まっていませんので、今後の皆さんのご指導を得ながら進めさせて行きたいと思います。
 今日は外も暑く、皆さんの喉も渇いていると思います。喉が渇ききらないうちに簡単ですが挨拶を終えたいと思います。
 今後とも皆さんのご指導とご高配を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


羽尾 国土交通省海事局長
 皆さんこんばんは、国土交通省海事局長の羽尾です。
 本日は、日本船長協会の総会が無事滞りなく終わられたと言うことでお祝を申し上げます。
 さらに私も含め、国土交通省海事局のメンバーも沢山お招きを頂きまして有り難うございます。こうして挨拶の機会を頂くことに御礼申し上げます。
 これまでの6年間、小島会長には大変多くの事業を進めて参られましたことに敬意を表しますとともに、お疲れ様でしたと申し上げたいと存じます。
 また、新会長の葛西会長においては、これから色々な面での期待も高まっておりますので宜しくお願い申し上げます。
 日本船長協会は、昭和25年、67年前から活動を続けられていると伺っています。最近では教材として教育用DVD、技術誌等の発行を通じ、知識技能の研鑽に努められていると伺っています。
 さらに平成12年から、船長が自らの経験を子供達に語るという活動『子供達に海と船を語る事業』を続けられています。私が頂いているデーターによりますと、これまでに168校24,000人余りの小学生等の子供達に話をされている。こういう活動は地道であり、手間もかかりますが、実際に経験された苦労などを生で聴くことが非常に大事であり、子供達が船長の職業に憧れをもって、海事分野に進む切っ掛けになればと思います。
 さらに子供達の関係で言えば、ここにお集まりの方々のご尽力により、学習指導要領の小・中学生の部には今までより大幅に海事・海洋の関係の記述が増えました。指導要領に入りましたが、これから実際に先生方にも教えていただかなければならないし、教科書、副教材、更にはそれを補助するいろんなものに関して、これから皆さんと海洋教育がキッチリと進むよう活動していかなければなりません。そういう流れの中でも、『子供達に海と船を語る事業』は非常に意義があるものと感じているところであります。
 昨年、総理からの「海の日」のメッセージの中でも、2025年には全国の市町村で海事・海洋教育を行っていくミッションを頂いています。この観点からも大事なところであると思っており、皆さんと日本船長協会を支えながら、船長協会での活動を頂きながら進めていく。 もう60日後には海の日が参ります。 そして今年は150周年を迎える神戸港で海フェスタも開かれます。海の日の『海と日本プロジェクト』も進められ、全国でいろんなイベントが計画されています。
 皆さんと連携しながら、海の日を通じて、海に親しんで頂き、海の大切さ、海事産業の大事さを分かって頂く。そして海事産業のリーダーとして船を実際に運航する船長の大事さを日本船長協会とともにPRし、活動を進めて参りたいと思います。
 私も喉が渇ききらないうちにこの辺で終えたいと思います。
 本日の総会の開催、新旧会長の就任と退任に対するお祝と労いの言葉を申し上げ、本日お集まりの皆さんの御健勝を祈念し、挨拶とします。
 本日は誠におめでとうございます。

佐々木 国際船員労務協会会長
 皆さんこんばんは、国際船員労務協会の佐々木です。
 本日は日本船長協会の第59回定時総会が無事終了しましたことをお祝申し上げます。
 本日の総会では、会長の重責が小島さんから葛西さんにバトンタッチされたということでございます。
 小島前会長には6年の長い間大変お疲れ様でした。私も日本船長協会の一会員として、会長の重責を担って頂きましたことに対し、この場をお借りしましてお礼申し上げます。
 葛西新会長にあっては、持ち前のリーダシップを発揮して、これからの日本船長協会を益々盛り上げていって欲しいと思います。じつは、葛西新会長はつい先日まで、理事、監事として長い間私どもの国際船員労務協会の活動の一翼を担って頂いておりました。 海事関係全般について博識でありまして、特に船舶の安全運航、船員の労務管理等に精通されています。これから、この知識をもって日本船長協会を引っ張っていくものと信じております。
 日本船長協会の活動については、これまで色々と紹介されていますが、会員向けの情報提供、勉強・訓練の場の提供のほか、多方面で活躍されています。 私自身が尊敬している活動の一つとして、国土交通省をはじめ関係機関が開催する海事関連の委員会に出席し、現場の意見、要望を発信し、船長、航海士の存在意義を高めて頂いていることが大変うれしく思っています。
 それから先程もお話がありました海事思想の普及もされています。 さらに教育用DVDの作成です。昨年度は船体整備に関して本当に役に立つ「錆打ちと塗装」を作成され、また、2014年、15年の2年間はBRM、その前は投錨と遡れば沢山のものを作成されています。何れも非常に実務的な内容で船長、航海士の技量向上に役立っているものです。また、英語版も作成されており、私ども国際船員労務協会も各社の船に配布し、とても好評を得ているところです。
 本年度も消防設備関連についての作成が予定されているとのことで、出来栄えを大変楽しみに期待しているところです。是非この事業も長く続けていって頂きたいと思います。
 最後になりますが、日本船長協会役職員の皆さんの益々のご活躍と、会員の皆さん、本日ご列席の皆さんの御健勝を祈念しまして挨拶と致します。
 本日は誠におめでとうございます。

井手 日本船舶機関士協会会長乾杯挨拶
 ただいまご紹介を頂きました日本船舶機関士協会の井手でございます。。
 皆さんに大変お待たせしていますので、簡単に小島前会長に労いの言葉と葛西新会長に覚悟の程をお話させて頂きます。
 昨年もお話をしましたが、何もせんちょうどころか、大変な活躍の小島会長でした。事務所は隣りですので、様子が良く分かります。小島会長が在席しているのをあまり見たことが無かったですね。あちこちと動き回っておられました。
 小島さんと私は同期で、ちょうど古希の年齢になりますが、葛西さんはそれより大分若く、還暦を過ぎたばかりということですので、益々元気に活躍されることを期待しています。 まぁ~その分覚悟していてください(笑い)。
 それでは、日本船長協会の職員の皆様、会員の皆様、本日ご列席の皆様の御健勝を祝って乾杯したいと思います。
 『乾杯』


LastUpDate:2017-11-06