第340回 愛媛県今治市立日高小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和 5 年 9 月28日(木)13:40~14:25

2.紹介

 日本中小型造船工業会より依頼された出前 授業として、「子供達に海と船を語る」の講 演を行いました。
 今治市は日本を代表する海事クラスター都 市であり、多くの造船所や、四国唯一となる 太陽石油の製油所が存在しています。同校は その様な海事都市今治の内陸側に位置してい ますが、 4 キロメートルほどの距離には舶用 電気メーカの BEMAC(旧渦潮電機)本社 工場が存在すると言う海事産業都市らしい立 地がうかがえます。

3. 講演内容

 体育館を会場として、同校の 5 年生 3 クラス、102名を対象とした45分の講演をパワーポイントを使用して以下のようなテーマに沿って話をしました。
・日本の海と船での物資輸送、海運について
・今治に関係深い貨物船の種類と特徴
・パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談など

4.講演者雑感

 講演時間は 1 コマでしたので、児童に紹介する船種は原油タンカーとコンテナ船の二種類に絞りましたが、同市内の菊間には製油所が有り外国から今治に多くの原油が運ばれている事、同市の名前を冠した今治造船では建造時に世界最大のコンテナ積載量を誇る船が建造された事など、海運が児童達の生活に密接に関わっている事を説明しました。
 最近の講演での定番となった「コンテナ船で運べる物は?」のコーナーでは、独りで黙々と考える児童が居たり、周りと一緒になって相談している児童が居たりといろんな様子を見せてくれました。
 「船で運ばれている貨物が皆さんの暮らしを支えています」という言葉が彼らの記憶に残る事を願いながら同校を後にしました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-15