第2回 京都教育大学附属京都小学校

専務理事 澤山 惠一

 当協会創立50周年記念事業の一つとして計画した「船長、母校へ帰る」の二番バッターとして、平成12年10月25日、私の母校である京都教育大学(元京都師範学校)附属京都小学校を柳原良平画伯(同じ小学校の先輩)と共に訪れました。

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 校舎は卒業した時と同じ建物でとても懐かしく心が弾みました。和田校長・三野副校長はじめ先生方に迎えられました。驚いたことに小学校4・5・6年生の時の担任であった安田祐治先生に、仙人のようなお姿でニコニコと笑いながら“澤山君、久しぶりだね”と迎えていただき、思わず抱きついていました。安田先生には3年間、スパルタ教育で鍛えられ、私が今日あるのは安田先生のお陰と言っても過言ではありません。また、六年い組の担任の先生は、私が且って客船新さくら丸の船長で乗船時、文部省職員初任者研修クルーズの研修生で、
“キャプテン、お久しぶりです。その節は大変お世話になりました。”と一緒に撮った写真を見せてくれました。

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  いよいよ時間となり、和田校長先生に案内されて、ミーティングルームへと向かいました。
五年い・ろ・は組、六年い・ろ・は組、に組(身障者組)、ほ組(外国人組)合わせて250名が整列して待っていました。ユニフォーム姿の私を見るなり、どよめきが湧き上がり、却ってリラックスさせてくれました。
13:45 和田校長先生からのご挨拶と我々の紹介が終わり、柳原良平先生がお話をなさりながら、画板(1m×60cm)にシドニー港に入港している、客船にっぽん丸を15分ほどで画き上げられ、児童達からは“うまいなー、上手だなー”と感嘆の声があがりました。

 14:45 自己紹介・小学校時代、どうして船長になりたいと思ったかなどから始めて、15:30までスライドを交えて下記のような話をしました。

1. 船の種類・船の大きさ等
2. 船の仕事・役割及び輸入・輸出の仕組み等
3. 船に掲げる国旗・旗旒信号等
4. 航海について

5. 世界の港・日本の港の話(世界三大美港と日本三大美港)
6. パナマ運河・スエズ運河
7. 時化の怖さについて
8. 海の美しさ


LastUpDate: 2024-Apr-25