第267回 苫小牧市立開成中学校オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

苫小牧市立開成中学校オンライン講演

 

1.開催日時

 令和3 年10月26日(火) 13:15~15:05

2.紹介

 今回は、(公財)日本海事広報協会(以下海事広報協会)による海洋教育普及事業「海の仕事へのパスポート」が苫小牧市立開成中学校で開催され、その講師の一人として講演をしました。同セミナーでは、同校2 年生43名に対し、北海道運輸局、苫小牧海上保安署、三ツ輪運輸札幌支社からの講師3 名が同校内体育館にて、海洋開発研究機構(JAMSTEC)及び当協会からの講師2 名が東京からオンラインにて講演を担当しました。 

3. 講演内容

 今回の講演は生徒たちがそれぞれ希望のセミナーを2 つ選択して受講する形式で行われました。
 講演時間は35分とかなり制限されていましたが、セミナーの最初に全体講演として海事広報協会の斎藤氏が海運の現状や苫小牧港のデータなどを説明済みでしたので、25分のプログラム内容を「苫小牧港に多く寄港する石炭専用船/ コンテナ船/ チップ船に限定し徴や輸送する貨物詳細」、「そこで働く船員の仕事と生活」そして「船員に成る為の進学ルート」とし、残りの10分間を質疑応答の時間としました。

4.講演者雑感

 北海道内のみならず国内有数の港湾である苫小牧港を有する同市に暮らす生徒たちですが、残念ながら、苫小牧港の規模を実感してはいない様で、同港の国内貨物取扱量(R 1年度)が国内一位であることを知ると、驚きの声が上がっていました。
 当日は生憎の大雨で、体育館にて講演中、雨音で声が聞こえなくなるような状況だったとの事ですが、我々のセミナーを受講する生徒たちは教室での視聴でしたので、問題なく無事講演を終える事となりました。オンライン講演の思わぬ利点が発揮されました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-Apr-17