第286回 東京都豊島区立千登世橋中学校

(一社)日本船長協会事務局 

東京都豊島区立千登世橋中学校

 

1.開催日時

 2022年5 月12日(木) 14:35~15:25

2.紹介

 今回は、(公財)日本海事広報協会の紹介により、豊島区立千登世橋中学校が昨年実施した「横浜・海の学習」に続いて、今年は「東京港をテーマに海運と港湾の役割とそこで働く人や海で働く人」をテーマとする「出前授業(うみふね講演)」と「東京港見学会」を実施することとなりました。

3. 講演内容

 上記の通り、「東京港」をテーマに日本海 事広報協会の斎藤氏と筆者にて、同校の2 年 生122名の生徒達に対し、体育館を会場とし て講演を行いました。
 それぞれの講演は約45分で、パワーポイントを使用し、資料画像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して主に以下のような内容の話をしました。
・後日水上バスに乗船して、東京港の各コンテナターミナル(品川/ 大井/ 青海/ 中防外)を主に見学を行う事からコンテナ輸送に焦点を当てた以下の様な内容としました。
 斎藤氏担当
 ・日本の貿易に関する概要
 ・東京港の役割
 筆者担当
 ・コンテナ船/ コンテナ輸送の特徴
 ・コンテナで運ぶ貨物
 ・コンテナ船の船員の仕事

4.所感

 コンテナ輸送と言う、生徒達には余り馴染みの無い内容についての講演にも関わらず、非常に興味深く話を聴いてくれました。
 50分の講演時間の内20分余りを質疑応答の時間として確保し、若干時間が余るようなことも想定していました。しかしながら、実際には次から次へと時間一杯、様々な質問がありました。
・東京港には一日何隻くらい貨物船が入港するのですか?
・元日とかでもコンテナ船は働いているのですか?
・食事ってどうやって取っているのですか?
・万が一、海上で不審船とかに会った場合どうするのですか?
・コンテナ船の長さは小さいのと大きいのでは5 倍位の差が有るのですが、運んでいるコンテナの数も5 倍になるのですか?
・海に目印になる様な物ってあるんですか?
・船長にはどうやったらなれる?
 最後に代表の生徒から「船員の仕事について船長さんから直接聴くことで、コンテナ船のことや船員及び港に係る人達の仕事や状況を、インターネットなどで調べるよりも、より詳しく知ることができました。」といったお礼の言葉をいただきました。今後も生徒さん達がよりよく理解できる資料作りと講演を実施していきます。 

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-02