第308回 高知県須崎市立須崎小学校

(一社)日本船長協会事務局 

山口県下関市立長成中学校

 

1.開催日時

 令和4 年10月18日(火) 13:55~15:35

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「船のものづくり体験講座・キャリア教育」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 一昨年まで同市多ノ郷小学校の校長先生を務められた西村校長先生が、昨年本校に赴任されていて、学校は異なれど引き続きお世話になる事となりました。

3. 講演内容

 小学校4 年生1 クラス(25名)を対象とした講演を実施した。
 午後からの5 ~6 時限目を使用して前後半2 部構成で、パワーポイント・ビデオ映像や筆者が乗船中に撮影した写真や動画等を使用して主に以下のような話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員になるには など

4.講演者雑感

 船の種類を説明する際に、須崎市の近隣に有る中四国最大級の風力発電所に関連する重量物船の情報や、コンテナ船の大きさが学校正門から大通りまでの距離と同じ位である事など、子供達に身近な話題をピックアップしたり、要所でクイズを入れることで、筆者と子供たちがやり取りを出来る様に工夫しました。
 途中の休憩時間には子供たちが元気に校庭に飛び出して遊びに行き、時間になればまた教室に戻って話を聞くという、とてもメリハリの利いた様子を見せてくれました。
 講演後に受領した感想文に記された質問では「津波」に関する質問が多く寄せられました。同校の有る須崎市は津波に備えた救命艇がコンビニの駐車場に設置されている事で有名ですが、日頃から子供達に津波に対する教育が為されている証拠だと感じました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25