第328回 山口県下関市立長成中学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和 5 年 6 月13日(火) 13:45〜15:25

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「船のものづくり体験講座・キャリア教育」の一環として、下関市立長成中学校にて「子供達に海と船を語る」講演を行いました。
 同校のある長府は関門海峡の東口を抑える要所で、古来より日本の歴史の舞台に幾度となく上がった場所です。
 同校での講演も今年で 3 回目となりました。

3. 講演内容

 1 年生 2 クラス68名の生徒を対象に、同校の体育館を使用して、90分間を前後半の 2 回に分けて講演を実施。パワーポイントを使用し、資料画像や筆者が乗船中に撮影した写真や動画映像等を使用して、主に以下のような内容の話をしました。
 ①山口県内の港湾データから、同県にて多く取り扱う貨物の特徴や輸送する船舶、②世界の航路・運河等について、③船員の仕事、船員の生活、船乗りになるには など

4.講演者雑感

 講演の内容は、目の前に広がる周防灘及び関門海峡を行き交う山口県に由縁のある船種やその船が寄港する港を具体的に説明するなどの内容調整を行いました。“学校から1.6Kmの距離に在る下関発電所では、海外から運ばれてきた石炭や原油を使用して発電している” や、柳井 / 徳山下松 / 岩国 / 三田尻中関/ 宇部など身近な地名や産業の名前が出るたびに “それ知っている” と言った反応を生徒達が見せてくれたので、筆者の意図は十分に伝わったという手応えが感じられた講演でした。
 また、質疑応答の時間は多めに15分程度確保していたのですが、沢山の生徒さん達から質問が相次ぎ、想定していた時間では足りない位でした。
 最後に生徒代表からのお礼の言葉を頂いて同校での講演を終了しました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-15