第346回 高知県須崎市立多ノ郷小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和5 年10月23日(月) 10:45〜12:25

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「船のも のづくり体験講座・キャリア教育」の一環と して、「子供達に海と船を語る」の講演を行 いました。
 当校での講演は2018年から6 年連続での実 施となりました。

3. 講演内容

 同小学校5 年生2 クラス(57名)を対象とし、教室での講演となった。3 , 4 時限目を使用して前後半2 部構成で、パワーポイント・ビデオ映像や筆者が乗船中に撮影した写真や動画等を使用して主に以下のような話をしま した。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員になるには など

4.講演者雑感

 生徒達は馴染みの無い海運の事について、とても興味をもって話を聞いてくれました。筆者としても少しでも彼らに興味を抱いてもらえるように、写真や動画などをふんだんに使用し、須崎市近郊にある中四国有数の規模の風力発電所等にも使われるブレードを運んでいる重量物船の話や家畜運搬船の話等を取り上げましたが、彼らは驚きの声を挙げながら話を聞いてくれました。特にスエズ運河とパナマ運河の通峡時の映像は、食い入るように見てくれていました。
 また、現在の日本人船員は多くの外国人船員と一緒に働いていて会話には主に英語を使っている旨を話したところ、「船長さん英語でしゃべって」との声が多く上がったので、すかさず「船上では沢山の国の人が働いているから、相互理解とチームワークが重要だよ」と英語で話すと、面喰ってポカンとした表情を見せた後、「すげー」とシンプルな誉め言葉を頂きました。
 例年講演後の質問コーナーでは時間の足りないことが多いので、今回は20分と多くの時間を確保しましたが、それでも次々と質問が続いて、子供達の関心と好奇心の強さがうかがえました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25