第350回 愛媛県今治市立朝倉中学校

(一社)日本船長協会事務局 
 

 

1.開催日時

令和5 年12月13日(水) 13:15~15:05

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「船のものづくり体験講座・キャリア教育」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。本校での講演は2018年以来の5 年ぶり、3 回目の講演となりました。
 朝倉中学校は海事都市今治市の南東部に位置する旧朝倉村に在り、同地“朝倉” の名称は平安時代の辞書「和名類聚抄」にも記された歴史ある場所です。
 本校は日本サッカー協会が開設した“JFAアカデミー今治” の実施校となっており、県内外から集められた女子中学生が寄宿しているため、多くの女子生徒が在籍しています。

3. 講演内容

 1 年生2 クラス(36名)を対象とし、講義室にて講演しました。
 以下の項目に沿って、資料写真や映像を主体にした内容としました。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、自身の経験談
・船員になるには など

4.講演者雑感

 講演では、今治及び愛媛県に関わりの深い原油タンカー/ コンテナ船/ ばら積み船/チップ船の4 種類に絞りましたが、市内の菊間には製油所があり海外から今治に多くの原油が運ばれていること、市の名前を冠した今治造船では建造時に世界最大のコンテナ積載量を誇る船が建造されたことなど、海運が生徒達の生活に密接に関わっていることを説明しました。
 講演後の感想文では、「今治に製油所が有る事を知らなかった」、「原油からあの様に様々な製品が作られていることに驚いた」などのコメントが記されていました。
 講演後の質問コーナーでは、最初は恥ずかしがってか躊躇し、中々切り出せない様子でしたが、1 人が意を決して手を挙げてからは、25分間にも亘って様々な質問が飛び出してきました。生徒達の興味がどんどん広がる様がうかがえました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25