第352回 栃木県足利市立協和中学校

(一社)日本船長協会事務局 
 

 

1.開催日時

令和6 年3 月11日(月) 13:35〜14:15,14:35〜15:15

2.開催の経緯

 同校から直接依頼を受け、進路教育の一環として中学1 年生を対象に実施している「働く人に学ぶ会」の講師として「海と船を語る」の講演を行いました。
 今回は、船長協会の他に自衛隊、美容師、看護師、保育士、市役所職員、元プロサッカー選手の業種からそれぞれ講師が招かれ講演しました。172名の生徒が2 つの業種を選び、講話を聞くという形式で行われました。

3. 講演内容

 当協会の2 回の講演は計43名が聴講してくれました。
 それぞれの講演は約40分です。次のような学校の要望に沿って資料を作成しました。
・仕事の具体的な内容
・その職業を選んだ理由
・仕事の中での喜びややりがい
・仕事の厳しさや辛さ
・ 中学生へのアドバイス(今、中学生としてやらねばならないこと)

4.講演者雑感

 東武鉄道伊勢崎線の県駅から学校に向かって歩いていると校庭のポールに半旗の日本国旗が掲揚されていました。講演日当日は折しも3 月11日、東日本大震災から13年目にあたる日でした。講話前、校長先生と話をしていた時に「生徒達へ震災について講話されたのですか」と聞いたところ、「中学校1 年生は生まれていないし、今の中学生は震災を覚えていないので」と言うのでハッとさせられました。そのような年頃の生徒達に気付きを与え、進路選択に対する意識を高められるのだろうか、と。
 いざ始めてみると講演資料の船などの写真や話に興味を示す生徒達も少なくなく、質問コーナーではたくさんの質問をしてくれました。今はただ聞かされているだけの働く人からの話も、指導を受けながら書く感想文も、いつか必ず役に立つのだと感じました。

 時節の挨拶に始まり感謝の気持ちで締めくくられた心温まる感想文に感動しました。
 読みながら生徒の頑張りだけでなく、熱い先生達の気持ちが読み取れました。

(常務理事 滝浦 文隆 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Sep-06