令和6年度第1回理事会報告

(事務局)

 一般社団法人日本船長協会の令和6年度第1回理事会が令和6年4月19日海事センタービルで開催されました。
 概要は以下のとおりです。

1. 日時:令和6年4月19日(金)15:00~16:10

2. 場所:東京都千代田区麹町4丁目5番地 海事センタービル 4階会議室

3. 出席者(50音順、敬称略、WはWeb参加者)

   理 事:赤塚 宏一、芥川 俊久、綾 清隆、石川 一郎(W)、井上 徳親、
       大井 伸一(W)、友光 雄太、岸本 宗久、楠木 智(W)、倉島 正舟(W)
       小山 仁明(W)、齋藤 克浩、富山 茂(W)、谷本 光央、德田 健二(W)
       中村 紳也、長渕 光司(W)、松田 洋和、藤田 透、矢吹 英雄、

以上 本人出席 20名
   監事:水谷 章、田島 波留生
以上 2名
   顧 問:小島 茂、森本 靖之 、葛西 弘樹
以上 3名
   参 与:朝藤 健、滝浦 文隆
以上 2名
   オブザーバー:国土交通省海事局海技課船員教育室長 馬谷 正樹
以上 1名
   事務局:増田 惠、清水 昌幸、星野 哲子

以上 3名

4. 審議事項等

議案1. 令和5年度事業及び会務報告について
議案2. 令和5年度収支決算及び資産報告について
議案3. 令和5年度公益目的支出計画実施報告について
議案4. その他

5. 成立報告

 司会(参与 滝浦)が令和6年度第1回理事会の開会を宣言し、理事総数25名のうち20名の理事出席があり、定款第32条第1項の規定により、本日の理事会は有効に成立していることが報告された。
 なお、理事会開催前において、主催する事務局側とWeb参加者との間で、音声・映像が他の出席者にも伝わり、且つ、双方において適時的確な意見表明ができる環境にあることを確認のうえ、司会による進行が開始された。
 また、議案審議に先立ちオブザーバー参加の国土交通省海事局海技課船員教育室長馬谷 正樹様を紹介、馬谷室長から挨拶を賜った。

6. 議事要旨

 定款第31条の規定により中村会長が議長を務め、開会の挨拶の後、定款第33条の規定により議事録署名人に会長、水谷章監事、田島波留生監事が指名された。
 資料確認の後、議事次第により以下の通り、議案の説明・審議及び報告がなされた。

第1号議案

 令和5度事業及び会務報告について、中村会長、担当参与及び増田技術顧問より資料に基づき説明がなされた。
 また、国内委員会催事参加記録の主な委員会出席報告の内、以下の委員会について中村会長より補足説明がなされた。
・ 液化CO2船舶輸送に関する技術開発および実証試験における船舶航行安全対策調査委員会
・ 第2回関根浜港船舶航行安全対策調査委員会
・ マラッカ・シンガポール海峡航行援助施設維持管理に関するキャパシティービルディング
・ クルーズ客船入出港に係る航行安全調査委員会
・ 来島海峡航路西側海域航行安全対策委員
・ 洋上風力発電事業に係る航行安全対策のガイドブック作成 勉強会
 引続き、中村会長から会員の異動報告について資料に基づき説明がなされ、特段の質疑はなく、了承された。

第2号議案

 令和5年度収支決算及び資産報告について、清水総務部長より資料に基づき説明がなされた。
 引き続き、田島監事より、監査結果について報告され、特段の質疑はなく、了承された。

第3号議案

 令和5年度公益目的支出計画実施報告について、清水総務部長より資料に基づき説明がなされた。
 引き続き、田島監事より、監査結果について報告され、特段の質疑なく、承認された。

第4号議案 

 その他として出席の理事、監事に審議すべき事項について確認を行ったが、各理事からの発言事項はなかった。
 また、中村会長から船長協会が1970年に定めた「自主分離通航帯」の見直しについて、次の説明があった。
 ・現状、海図は紙から電子海図に変わり、また、海上保安庁がバーチャルブイを設置し推薦航路を設定するなど、紙海図をベース設定した自主分離通航帯が必ずしも機能していない実態があると感じている。
 ・この自主分離通航帯を会員の皆さんと議論し、廃止するところは廃止し、また、場所については具体的ではないが、1、2か所はバーチャルブイを入れてIMOが認める電子海図にも記載される推薦航路として海上保安庁が進めている方式に移行する検討を行いたいと考えている。
 ・具体的な実施方針は定まっていないが、委員会の設置、財政面での試算も必要であり、また、会員へのアンケート等を行う必要もあると考える。
 ・実施に当たっては、海上保安庁と協議する。
 ・今年度、必要な検討を開始したいのでご協力をお願いしたい。

以上につき出席者から以下の意見があった。
・良いことだと思う。
・内航船の船が大型化している、内航船・外航船の線引きも考慮していただきたい。
・船長協会の推薦航路については、海図には載ってないが、外国の水路書誌に照会されている。改正された際には諸方面に対し広く周知が必要と思う。
・推薦航路についても、実情をしっかりモニタリングをする必要があると思う。
・本議論については、委員会等を設置し、各社からいろいろな意見を出していただくことが良いと思うし、長い目で行う必要があると思う。

上記により、今年度「自主分離通航帯」に関する必要な検討を開始することについて、了承された。

最後に中村会長より、以下の点について説明報告があった。

〇 今回の議決された1号議案(令和4年度事業及び会務報告)及び2号議案(令和4年度収支決算及び資産報告)については、定款第12条の規定に基づき、5月26日開催予定の第65回定時総会に付議し、承認を得る予定としている。
〇 今回の議決された1号議案(令和5年度事業及び会務報告)及び2号議案(令和5年度収支決算及び資産報告)については、定款第12条の規定に基づき、5月24日開催予定の第66回定時総会に付議し、承認を得る予定としている。
〇 役員の一部改選について、理事会資料の末尾に参考資料として次期理事、監事候補者名簿を添付している。
〇 今後の開催予定は来月5月24日に第66回定時総会及び総会の終了後に臨時理事会を予定している。

以上で審議及び報告事項は全て終了し、令和6度第1回理事会は閉会された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


LastUpDate: 2024-Oct-08