第371回 広島県呉市立仁方中学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

2024年8 月21日(水) 8 :30〜10:05

2.紹介

 日本中小型造船工業会が「海事産業ものづくり体験講座〜船の仕事(造船)を通じて将来の仕事を考えよう〜」をテーマにキャリア教育を行っており、全10講座あるうちの1 講座において「船長、子供達に海と船を語る」の機会を頂きました。2019年から6 年連続です。

3. 講演内容

 昨年は2 クラス50名の生徒に体育館で講演しましたが、今年は1 クラス34名で、ちょうど図書館に入り切る人数でした。体育館で行う講演に比べると図書館ほどのスペースの方が生徒達の反応もつかみやすく、生徒の様子を伺いながら船の種類とその役割、船員の仕事と生活をメインに、クイズとワークシートを取り入れて生徒達の記憶に残る様に努めました。他の講座で学ぶ内容と重複しないように配慮しながら海運の重要性を語りました。

4.講演者雑感

 広島にある世界的に有名な自動車メーカーは? と聞くと、生徒達が声を揃えて誇らしげに「マツダ!」と大きな声で答えてくれたことが、とても印象的でした。そういった知識を少しずつ身につけながら成長して行く生徒達の姿を想像して、日本の将来が明るく思えました。また、船の上のコミュニケーションは英語、と言うくだりで英語で話を始めると、つまらなそうにしていた何人かの生徒達も「なになに」と注目してくれました。いろいろなことに興味を持って学校生活を楽しんで欲しいと感じました。

 呉市は、広島三大都市の一つで中核市に指定されています。戦前には海軍工廠が、戦後も海上自衛隊呉地方総監部がおかれ自衛隊と造船の街として知られ、JMU 呉造船所では昨年24,000TEU積みのコンテナ船を建造。現在はマースク社12,800TEU型で燃料はメタノールReady仕様の大型コンテナ船5 隻シリーズを呉港から見ることが出来ました。

(常務理事 滝浦文隆 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2025-Jan-30