第407回 広島県尾道市立向島中学校

内海水先区水先人会 木本 志朗

 

1.開催日時

令和7 年9 月22日(月) 9 :50〜11:40

2.紹介

 日本中小型造船工業会主催の「新・海事産業ものづくり体験講座」の一部として、「船長、子供達に海と船を語る」講演を行いまし た。

3. 講演内容

 1 年生2 クラス、計79名の生徒を対象に、体育館で2 時限(合計100分間)の講演を行いました。前半(50分)は、日本船長協会の担当理事より、①船舶には運ぶものによってさまざまな種類があること、②船員という仕事のやりがいや責任、③船上でのユニークな生活ぶりについて、スライドを使いながら分かりやすくお話しいただきました。
 後半(50分)は、滝浦船長から海事クラスターの一つとして水先案内人の仕事があることをご紹介いただいた後、私が自己紹介をし、インタビュー形式(Q&A)で進行しました。内容は、①柳井中学校時代の夢や思い出、②水先案内人の仕事、③水先人になる前の仕事や船乗りとしての経験、④水先人になるための資格や方法、⑤ドックマスターとの違い、
⑥内海水先人会の仕事内容や現状について、女性水先人がいることや、72歳まで続ける動機ややりがい、魅力などについて、現役水先人の生の声で説明しました。

4.講演者雑感

 私が内海水先人会に入会して今年で20年目という節目を迎えるにあたり、「船長、母校へ帰る」を母校である柳井中学校で実施したいと考え、日本船長協会に依頼しましたが、残念ながら実現には至りませんでした。そんな折、今回のお話をいただきました。瀬戸内海の著名な港であり、何隻か尾道港で業務を担当したご縁もあったことから、この機会をお受けし、尾道市立向島中学校での講演を行うこととなりました。
 私にとって柳井中学校の1 年生といえば、60有余年前のことになりますので、今の向島中学校の生徒たちは孫世代にあたります。
 日本船長協会とは、メールでのやり取りや対面での打ち合わせを十分に重ねた上で、後半50分間に、海事クラスターの一つである水先人という仕事や、私が所属する内海水先人会の業務について、インタビュー形式でお話ししました。滝浦船長の聞き上手なお力添えもあり、生徒たちだけでなく、岡野校長先生、教育委員会の平原さん、担当教諭の太田さんをはじめとする教職員の皆さまにも、興味深く私の話をお聞きいただきました。
 生徒からは、①航海中に病気になった時の対策、②パイロット乗船時になぜ“H 旗” を掲揚するのか、③海洋少年団所属の女子生徒からは、手旗信号やロープの結び方は現在も実際に使用されているのか、といった質問が寄せられました。
 私にとって最初で最後となる向島中学校での講演会は、忙しい業務の合間を縫っての実施となりましたが、無事に終えることができました。日本船長協会にはさまざまなアドバイスをいただき、本当にお世話になりました。
心より感謝申し上げます。
 Bon Voyage

(内海水先区水先人会 木本志朗 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2026-Jan-20