作文/松田/泉尾/佐々岡/髙木/岸本/藤原 | |||||||||||||||||||||||||||||||
(社)日本船長協会 技術顧問 池上 武男 | |||||||||||||||||||||||||||||||
1.開催に至った経緯 暖冬で紅葉の季節には少し早い10月、古代大和時代の中心として栄えた奈良へ訪れることになった。奈良県東部の山間で静かな農業と林業の町である。この一帯の中心は大宇陀で江戸時代初めに織田信長の次男信雄が城主となって宇田川沿いに城下町が出来て栄えたそうである。日本最古の薬草園もあり古くから薬業が盛んであった。吉野本葛を使った葛きり、本わらびもちや葛もちが有名である。 日本教育新聞に掲載している本事業の記事を読んで、校長の吉村順子先生は、子供達の成長のためにやりたいが、こんな海に関係が無い小さな町へも来てくれるのかと思いながら協会へ連絡したそうである。もちろんOB船長は居ない全校生徒数が100名という小さな小学校である。連絡を受けた担当の原田常務理事は、奈良県では初めてのことでもあり直ちにスケジュールを調整して開催することとなった。 学校側は父兄参観日に実施して父兄にも参加してもらい、低学年の生徒を一緒に聴かせて保護者と一緒に午後4時には帰れるようにしたいとのことであり、講演会は、平成18年10月22日(日曜日)14:20~15:50として、対象者は1年生から6年生まで全員100名と父兄、学校関係者で合計160名ほどであった。 2.講演会 OB 船長が居ないケースであり、森本会長、原田常務理事、池上が対応した。前日に夫々が現地に到着して当日の午前10時ごろに野依小学校に集合した。ひととおりの打合せと会場(体育館)の準備をすませて昼食は学校が用意してくれたお弁当をいただき準備はすべて整った。講演会は楮藪(こうぞやぶ)孝夫教頭先生の司会で進められ、プログラムは次のようであった。 1420~ 吉村校長先生挨拶と我々の紹介 1425~ 森本船長協会会長の挨拶と人間と海にかかわるお話 1435~ 講演者(池上)自己紹介と船長協会作成の「海と船」上映 1500~ 池上講話 1535~ 児童からの質問の応答 1545~ 児童代表によるお礼の言葉 ~1550 船長協会から学校及び児童への記念品贈呈
3.終わりに 今回の講演会では、初めて小学生低学年も対象となったために、話の内容をどの程度のものにするか迷ったが、海の大きさや大切さ、船の物運びの大切さ、海賊の話、外国人との出会いの楽しさ及び一航海が無事に終わった時の喜びなどをパワーポイントを使って低学年の子供達にもわかるように言葉を選んで話した。 しかし、低学年の子供達にとっては、内容がむずかしかったかも知れない。最後に、皆さんも子供なりにいろんな夢を持っているので、夢が叶えられるように体を鍛え勉強もして頑張ってくださいと結んで講話を終わった。 トピックスとして、講演会が始まる前の昼休みを利用して、吉村校長先生は原田船長の制服と制帽を借用して全児童達にこれを着せて記念写真を撮っていた。子供達は真剣な顔、恥ずかしそうな顔、嬉しそうな顔などそれぞれであったが大人になっても忘れない貴重な経験になったことと思います。 <日本船長協会技術顧問 池上 武男・記>
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作文/松田/泉尾/佐々岡/髙木/岸本/藤原 |