講演会には、上五島高校1年生・2年生・教諭合わせて約350名が参加しました。
また、来賓席には、新上五島町教育委員会の道津利明教育長、海洋会長崎支部の
今村正吾理事兼支部長と坪井英彦副支部長、現地でこの計画を推進してきた
故古川伸一氏(今年7月逝去)の後任である岡本健之介氏、たまたまお忍びで
来島中の古川夫人とお嬢様が着席されていました。小生のプロフィールをご紹介
頂いた後、テーマを「船乗りになる」としまして、次のような内容で講演を行いました。
① 海運の種類と大切さ
② 海運業界が抱えている深刻な問題…日本人船員の不足について
③ DVD「海と船」(日本船長協会作製)上映
④ 船内組織の説明
⑤ 航海中の1日の(当直)スケジュール
⑥ 年間の休暇と乗船期間
⑦ 小生が船乗りになりたいと思った理由(きっかけ)
⑧ 船舶職員になる方法…海上技術教育訓練機関の紹介(高卒者の進学情報)
⑨ DVD「練習船青雲丸の訓練風景」(独立行政法人航海訓練所作製)上映
講演後、生徒代表から御礼の言葉を受け、花束を受け取って講演会を終了しました。
講演会と並行して青雲丸の一般公開を2日間実施しましたが、講演を聴いた後、
船橋に興味を示して船内を1周した後、見学者の列の最後尾に並び直して
2周する生徒がいたり、講演を聴いた生徒のご父兄の中には「自分も講演を
聴きたかった」と話してくれたりして、まずまずの手応えを感じました。