IFSMA便り NO.70

IFSMAから各国政府への公開書簡

(一社)日本船長協会 理事 赤塚 宏一

 

1 .はじめに

 この月報が諸兄の手元に届く7 月初旬にも 新型コロナウィルスとの熾烈な戦いは続いて いるのであろうか、あるいは第二波・第三波 に備えてのしばしの休戦ということであろうか。  コロナ禍で世界中の人々が影響を受けているわけだが、海事関係者としては、何と言っても乗船中の船員とその交代要員が大きな影響を受けている。その惨状は海事関係の様々な機関・団体が連日ネットで配信している。 ただでさえ厳しい船内環境がコロナ禍により、いかに過酷なものになっているかは乗船経験のある会員諸兄には容易に想像がつくであろう。 いつ下船し休暇をとれるかわからぬ見通しの立たぬ状態、寄港地で上陸も息抜きも出来ぬ閉塞感、自身の感染の恐れと医療サービスの欠如への恐怖、故国に残した家族の安否等である。
 船長は自分自身の心配事は言うに及ばず、このような心理状態の乗組員を統率しなければならない立場であり、それが如何に困難な立場にあるか想像に絶するのである。 一方で船員はこの困難な時期に国際サプライチェーンの一翼をにない、人々の役に立っていることに生き甲斐を見いだし、また国家や国際機関により「基幹労働者」(K e y Workers) と認められていることに誇りを感じ、これが過酷な船内生活を支える一つの柱となっている事実も報告されている。


2 .IFSMAの公開書簡

 このような状況を踏まえ、IFSMAは公開書簡を各国政府に送付し、窮状を訴えることとした。本年2 月のロンドンでの理事会では、前号で報告したように当時は新型コロナウィルスに関する切迫感はそれほど強くはなく、IFSMAとしては他の海運業界団体と連携し情報収集することとし、特段の対策については議論が及ばなかった。しかし上記のような状況が深刻化するなかで、北欧系の船長協会からIFSMAとして積極的に動くべきであろうとの声があがり、5 月11日緊急のテレビ会議を開催し公開書簡を送付することに合意した。理事のコメントや修正を経て、5 月20日に発表、関係先に送付された。まずは公開書簡の和訳を挙げておく。原文も本書簡に賛同した各国船長協会のロゴとともに添付した。
 今号ではその公開書簡を紹介し、会員諸兄のお手を借りて、広く関係者へアピールしたい。

各国政府への公開書簡
商船船長からの緊急要請
海運業界と船員は忘れ去られてしまったのか?


 国際船長協会連盟(IFSMA)[www.ifsma.org 参照]は、船長と船員の専門的能力の国際基準を維持するため、1974年に設立されました。
 1975年に、IFSMAは国際海事機関(IMO)の非政府・非政治組織として、諮問機関の資格を与えられました。これにより、第三者に束縛されたり、発言にフィルターをかけられたりすることなく、世界中の船長の意見を代表し、その利益を守ることができます。

前代未聞の状況
 今はまさに前代未聞の状況で、世界中の国々が国境を閉鎖し、交通や人々の自由な移動を停止させているため、海運業界は非常に深刻な影響を受けています。私たちは荒れ狂う海の上にいるようで、世界全体の大混乱が海運業界に重大な結果をもたらしています。 関係者全員が何とかこの荒天を凌ぎ、船員たちのために何らかの形で(新たな)正常性を取 り戻す方法を見つけようとしているわけですが、その中でもI M Oや国際海運会議所(ICS)、国際運輸労連(ITF)が多くの関連団体の支援を受けて、重要な仕事をおこない、リーダーシップを発揮していることをIFSMAは高く評価しています。

 2020年4 月7 日付の共同公開書簡「船員及び海事関係者の最も重要な移動の円滑化に関するG20各国首脳と閣僚へのメッセージ」の中で、ICSとITFは、G20貿易・投資担当大臣臨時テレビ会議での重要な声明を引用しました。 声明は世界的サプライチェーンの主力となる物流ネットワークが円滑かつ継続的に運営していくことを保証すると強調しました。 さらに、空、海、陸の輸送による物流ネットワークが開かれたままであるための方法を探っていくと述べました。しかし、IMOのKitack Lim(林基沢)事務局長の継続的な努力にもかかわらず、G20や各国政府は、これを実現するための方法を見つける努力をほとんどおこなっていないように見えます。海運業界と船員は忘れ去られてしまったのでしょうか?

 現在、世界中の海上には9 万6,000隻以上の船舶と165万人以上の船員がおり、世界の貿易の95%の物流と、必要不可欠な商品がそれを必要とする人々、必要な場所に届くことを保証しています。そのために船員の多くは海上で、8 〜12ヶ月間、週7 日、毎週最大91時にも及ぶ労働に従事しています。

 船員たちは、この深刻な状況において、IMO、国際労働機関(ILO)、G20や多くの政府から「基幹労働者」と呼ばれていますが、パンデミックと世界的な人の移動制限により、船主や管理会社は、政府によって設置された取り除くことの困難な障壁に直面しており、乗船中の船員の交代を試みながらも、多くの船員が下船出来ず当初の雇用契約期間を大幅に超過したまま未だに船内に留まっています。

 実際、契約期間を数ヶ月超過する船員が増えていて、最長で15ヶ月も海上にいます。現在、世界各地の港や海上には15万人を超える本来交代し下船すべき船員がいると推定されており、休暇を終えた新しい船員と交代させることが緊急に必要とされています。 各国政府が船員の交代を許可するための必要な行動を起こさない限り、この数は週ごとに増えるばかりです。

 船員の契約期間は会社によって異なりますが、ILO海上労働条約では、1 ヶ月の乗船につき最低2.5日の休暇を1 年以内に取得しなければならないと規定しています。 船員の多くが疲労困憊しているのは、海上で過ごした期間の長さだけではなく、故国の家族や親戚、そしてパンデミックが自分自身におよぼす影響を心配し、ストレスを感じているからです。 すべての船員が海上や港でインターネットを利用出来るわけではなく、パンデミック規制により、深刻な医療上の緊急事態であっても、船員が陸上の施設を利用することは禁止されています。パンデミックは船長・船員にとって「不可抗力」ではなく、船長と乗組員は通常の雇用契約条件の下にあり、ILO海上労働条約が適用されることを忘れてはなりません。

 国際海事条約に基づき、船主・船社は、その船舶に健康で医学的に適合し、職務内容に適した人員を配置しなければなりません。船長は、船内の乗組員の福祉と健康に責任を持ち、乗組員の健康と安全が危険にさらされないようにしなければなりません。 パンデミックのため休暇も取れず疲労に苦しむ乗組員がいるため、ただでさえリスクの高い職業であるのに、船は今、はるかに高いレベルのリスクを抱えています。 もし船上で問題が発生した場合、多くの場合、責任を問われるのは船長です。船長は自分が招いたわけではない厳しい状況に追い込まれ、乗組員の安全確保のために海上に残るよう強いプレッシャーをかけられているように感じています。 まさにそのプレッシャーと疲労が彼ら船長を圧迫し、事故が発生するリスクを高め、仮に事故が起これば陸上の法廷で犯罪者とされ、生活の糧を失うリスクを著しく高めているのです。

 海事産業からの重大な懸念を受けて、IMOはすべてのIMO加盟国、国連、専門機関、政府間組織、諮問機関である非政府組織に向けて2020年5 月5 日付の回章(Circular Letter No.4204/Add.14)を発翰しました。 この中で、事務局長は、同じくIMOの回章で特に、コロナウイルス(COVID-19)パンデミック時の港での船員交代を容易にする枠組についての加盟国への勧告を含む、2020年3 月27日付のIMOの回章(Circular Letter No.4204/Add.6)に言及しています。

 また、IMO事務局長は、「コロナウイルス(COVID-19)パンデミック時の乗組員の安全な交代と移動を保証する手順の推奨される枠組」を受け取ったとも述べました。
海運セクターを代表する、I C S、国際港湾協会(I A P H)、バルチック及び国際海事評議会(BIMCO)、IFSMA、国際独立タンカー船主協会(INTERTANKO)、P&I Clubs、クルーズライン国際協会(CLIA)、国際乾貨物船主協会(INTERCARGO)、国際船舶管理者協会(InterManager)、国際パーセルタンカー協会(IPTA)、国際海洋建設協会(IMCA)、国際フェリー協会(I N T E R F E R R Y)、海運代理店及びシップブローカー協会連盟( FONASBA)、ITF、世界海運評議会(WSC)といった、世界的な海運業界団体から提案されたものです。また、国際航空運送協会(IATA)からの情報も考慮しています。
 IMOの回章は「事務局長はこれらの手順を支持し、その実施を促す。加盟国および国際機関は、添付の枠組を使用し、責任を持つ関連国の当局、特に海事関連、保健、税関、入国管理、国境管理、港湾および民間航空当局にそれを周知すること、また、必要に応じて、この枠組の使用と実施に関して、関連する国の当局と連携することが求められている」と述べてます。

IFSMAの懸念
 世界中の船長協会からIFSMAへの報告が増えています。船長は、船員の福祉と安全、自分自身の安全、および、すでにリスクの高い環境で仕事をしている船員のリスクがさらに高まっていることを強く懸念しています。船員たちは政府に失望し、見捨てられたとすら感じているのです。


政府への呼びかけ
 こうした状況に鑑み、IFSMAは船主や管理会社が危険なほど疲弊した乗組員を交代できるように、一刻も早く、「コロナウイルス(COVID-19)パンデミック時の乗組員の安全な交代と移動を保証する手順の推奨される枠組」を採用することを、全ての政府に強く求めます。船員の人身事故や精神的障害を回避するため、そして、事故のリスクが大幅に高まり、結果的に人命や環境へのリスクが高まることを避けるために、政府は今すぐ行動を起こすべきです。

詳細については下記までお問い合わせください。
 IFSMA事務局長
 Commodore Jim Scorer (退役英国海軍准将)
 scorerjim@gmail.com
 Tel: +44 7979 932296

(文責赤塚)

 

AN OPEN LETTER TO GOVERNMENTS
An urgent call from Shipmasters
Has the Merchant Shipping industry and its seafarers been forgotten?



The International Federation of Shipmasters’ Associations (IFSMA) [see: www.ifsma.org] was established in 1974 to uphold International Standards of Professional Competence for Shipmasters and Seafarers.

IFSMA is a federation with a policy to ensure Safe Operational Practices, Preservation from Human Injury, Protection of the Marine Environment and Safety of Life and Property at Sea.

In 1975, IFSMA was granted Consultative Status as a non-governmental, apolitical organisation at the International Maritime Organization (IMO) which enables it to represent the views and protect the interests of the world’s serving Shipmasters unfettered and unfiltered by others.


Unprecedented times

These are indeed unprecedented times and the maritime industry has been dealt a very serious strategic shock as nations around the world have closed their boarders and stopped the free flow of traffic and people. We are in very rough seas and it is wreaking havoc across the industry with very serious consequences. IFSMA very much appreciates the significant work and leadership put in by the IMO, the International Chamber of Shipping (ICS) and the International Transport Workers Federation (ITF), supported by others, as we all try to find ways to calm the seas and to return to some form of (new) normality for our seafarers.

In a joint open letter from the ICS and ITF on the 7 April 2020, entitled “Message To G20 Leaders and Ministers on Facilitating Essential Movement of Seafarers and Marine Personnel” they quoted key statements made by the G20 trade and investment ministers from their meeting on the 30th March highlighting that: they would ensure the smooth and continued operation of the logistics networks that serve as the backbone of global supply chains. They further stated they would explore ways for logistics networks via air, sea and land freight to remain open. Despite this, it appears that little has been done by the G20 and Governments to find ways to make this happen, despite the continued efforts of the Secretary General of the IMO, Mr Kitack Lim. Has the merchant shipping industry and its seafarers been forgotten?

Today there are over 96,000 vessels and more than 1.65 million seafarers at sea around the world ensuring the movement of 95% of the world’s trade and critical goods arrive where they are needed to supply our demanding populations. Most of these seafarers are serving at sea for between 8 and 12 months, working for 7 days and up to 91 hours each and every week.

They have been designated by the IMO, ILO, G20 and most Governments as “Key Workers” in this critical time and yet, because of the pandemic and the worldwide restrictions on the movement of people, shipowners and management companies are facing significant immovable barriers, put in place by governments, in trying to changeover their crews leaving many seafarers significantly overrunning the original length of the terms of their contract of employment.

Indeed, increasing numbers of seafarers are several months over their contracted times and have been at sea for up to 15 months. Currently, it is estimated that there are in excess of 150,000 seafarers at sea, or in ports around the world that are in urgent need of being relieved by refreshed crew. This number will only increase week by week unless Governments act to allow crew changes to take place.

Seafarers contracts vary in length across the industry, but the ILO’s Maritime Labour Convention stipulates a minimum of 2.5 days holiday for each month served at sea which has to be taken within any one year. Many of our Seafarers are now suffering from fatigue, not only from the excessive length of time they have spent at sea, but also with the additional stress they are under from worrying about their family and relatives at home and the effect the pandemic is having on them – not all seafarers have access to the internet at sea and ports as pandemic regulations forbid seafarers accessing facilities ashore, even for acute medical emergency reasons. It must be remembered that the pandemic is not “Force Majeure”, shipmasters and their crews remain subject to normal contractual conditions and in accordance with the ILO’s Maritime Labour Convention

Under international maritime regulations the shipowner/company shall ensure that their ships are manned with personnel that are medically fit and fit for duty. The shipmaster is responsible for the welfare and wellbeing of the crew on board and shall ensure that they are not exposed to conditions that could risk their health and safety. With a crew that is suffering from fatigue, ships are running a much higher level of risk in what is already a high risk profession. When errors are made on board ships it is often the shipmaster that is held responsible. Shipmasters have been forced into a situation which is not of their making and they feel pressurized to remain at sea for the safety of their crew. However, it is that very pressure and fatigue that is bearing down on them and that increases the risk of an accident occurring and significantly increases the risk of them being criminalized by the courts ashore and the loss of their livelihoods.

Following significant concerns from the maritime industry, the IMO issued Circular Letter No.4204/Add.14 of 5 May 2020 to all IMO Member States, United Nations and specialized agencies, intergovernmental organizations and non-governmental organizations in consultative status with IMO. In this, the Secretary-General refers to IMO Circular Letter No.4204/Add.6 of 27 March 2020 which contains, inter alia, recommendations to Member States about measures to facilitate ship crew changes in seaports during the coronavirus (COVID-19) pandemic.

The IMO Secretary General also stated that he had received a Recommended framework of protocols for ensuring safe ship crew changes and travel during the coronavirus (COVID-19) pandemic, proposed by a broad cross section of global industry associations in consultative status with the Organization representing the maritime transportation sector, as follows: ICS, IAPH, BIMCO, IFSMA, INTERTANKO, P&I Clubs, CLIA, INTERCARGO, InterManager, IPTA, IMCA, INTERFERRY, FONASBA, ITF and WSC; and which also take account of input from the International Air Transport Association (IATA).

The Circular continued with “The Secretary-General supports these protocols and urges their implementation. Member States and international organizations are invited to make use of the annexed Framework and to disseminate it among relevant national authorities with responsibility, inter alia, for maritime issues, health, customs, immigration, border control, seaport and civil aviation authorities; and to liaise with relevant national authorities with respect to the use and implementation of this Framework, as appropriate”.


Concern at IFSMA

IFSMA is receiving an increased number of reports from its member associations around the world whose shipmasters are concerned for the welfare and safety of their crews, and themselves, and the increased level of risk with which they are operating in an already high risk environment. Seafarers are feeling let down and abandoned by their Governments.


Call to governments

IFSMA therefore very strongly urges all Governments to adopt the “Recommended framework of protocols for ensuring safe ship crew changes and travel during the coronavirus (COVID-19) pandemic” without any further delay to allow shipowners and management companies to change over their dangerously tired crews. Governments must act now in order to avoid personal injury and mental breakdown of seafarers and avoid the significantly increased risk of accidents and the consequential danger to life and damage to the environment.


For more information contact:
IFSMA Secretary General
Commodore Jim Scorer
scorerjim@gmail.com
Tel: +44 7979 932296

 

3 .公開書簡の送付

 英国においては、IFSMA事務局長はトリニティ・ハウスのエルダー・ブラザーである地位を活用して上院の海事・海運問題に熱心な6 人の議員にこの公開書簡を送っている。 そのうちの一人ロバートソン卿は元外務大臣、元NATO事務局長、そしてBP のボード・メンバーでもあり、ジョンソン首相とも近い。 ロバートソン卿は他の上院議員とともに、本件について首相に手紙を書くことを了承したとのことである。
 また、IFSMAのシンパであり、今は引退したジャーナリストのポール・リッジウェイが非常に影響力のある元第一海軍卿(First Sea Lord of the Royal Navy)にコンタクトしてくれ、IFSMA事務局長が電話で直接話をした。元第一海軍卿は友人である検事総長に手紙を書くことを約束してくれ、出来れば首相に話をし、下院で取り上げてくれるように頼むつもりだという。
 この様な関係者の協力を得て、もう一人の上院議員であるスターリング卿(元P&O会長、元英国船主協会会長、元ICS会長)の働きかけにより、IFSMA事務局長、ICS事務局長、ITF 書記長を加えたメンバーとフィナンシャルタイムス紙とのインタビューが実現した。「海運業界が貿易の停滞に警鐘―船員40万人が船内と港に釘付け―」との見出しの下に、同紙は、国際物流における“Key worker”である船員のスムーズな交代乗下船に各国政府は至急取り組む必要があると報じた。

 ドイツでは、連邦政府の運輸大臣、外務大臣、経済大臣、内務大臣及びメルケル首相に近い連邦政府の海事産業連携担当官に送付。 さらに海運・海事関連の全ての業界紙・誌の編集長並びに通信社へ送付した。またIFSMAのSNS担当はドイツのWittig船長であることから、Facebook及びできる限りのSNSへアップロードした。この結果、インドの海事・海運雑誌2 社、ドイツの雑誌社、ドイツのジャーナリストから公開書簡の引用の許可を求めてきたという。

 米国ではIMO代表団を率いる米国コーストガードのBuzby提督へ送付。

 一方、わが国では国土交通省は「業界の意見を聞きながら関係機関と調整してきたので、外国人船員の入国に大きな問題は生じていない。必要があれば海事局に相談してほしい。」としているところであるが、当協会はIFSMAの公開書簡の発信を受けて、海事局長に同書簡を送付した。(P.100事務局便り参照)


4 .Letter to shipmasters

 IFSMAは、各国政府に向けた上記の公開書簡に加えて、加盟船長協会の船長に向けて
以下の“Letter to shipmasters” を作成した。
 主たる内容は、ISMコード/SMS/MLC の国際条約の規定による船長の権限、義務と責任に関するREMINDER と、乗組員の契約を超えた長期乗船に伴う安全運航の阻害、乗組員の不平などの諸問題が生じた場合の対処および自己を護るためにとるべき行動に関するガイダンスとなっている。



LastUpDate: 2024-Nov-19