第235回 広島県呉市立仁方中学校オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

広島県呉市立仁方中学校オンライン講演

 

 

1.開催日時

 令和2 年8 月21日(金) 08:30~10:20

2.紹介

 昨年に引き続き、日本中小型造船工業会が主催する「船のものづくり体験講座・キャリア教育」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました
 但し、年頭より顕在化した新型コロナウイルス蔓延に伴う、学校の感染拡大防止対策の一環として、首都圏からの講師の受け入れを取りやめた為、本講演初のWeb 会議システム「Webexmeeting」を使用したオンライン講演を実施する運びとなりました。

3. 講演内容

 会場は体育館を使用し、生徒たちは各々間隔を空けて座り、正面のスクリーンを見ながら同校一年生一クラスの生徒40名を対象とした講演を実施した。
 一限目及び二限目を使用した100分の長丁場であったので、前後半の二部構成とし、パワーポイントやビデオ映像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して主に以下のような話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・外航船の種類や特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員になるには など

4.講演者雑感

 いつもと違って初めてのオンライン講演であり、講演時には筆者のPC には講演資料が主として表示されており、生徒達個々の表情を見る事が出来ず、“筆者の声が生徒たち全員に届いているか” とか、“個々の情報を理解してくれているか” などの反応が観察できない為、講演をしていて非常にもどかしい思いを感じた。
 それでも、講演終了後の質問コーナーでは「なぜ船員になったのか」「何歳から船員として仕事が出来るのか」「船員になる為にはどんな教科を勉強すればいいのか」等の質問が投げかけられました。殊に二番目の質問は過去にされた事の無い質問であったので、生徒達の興味の幅の広さを改めて感じることが出来た。
 現在の状況が早く改善し、今一度、仁方中学校を訪問し生徒達に直接語り掛けることが出来る日が来ることを願いつつ、初めてのオンライン講演を終えた。

(常務理事 長田 泰英 記) 



感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-17