第237回 栃木県立佐野高等学校附属中学校

(一社)日本船長協会事務局 

栃木県立佐野高等学校附属中学校

 

1.開催日時

 令和2 年11月2日(月)13:55~14:40、14:50~15:35

2.紹介

 昨年に引き続き、栃木県立佐野高等学校附属中学校からの直接の依頼により、同校で行うキャリア教育「職業人講話」の講師として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いましたが、開催には紆余曲折がありました。
 当初5 月19日に実施予定でしたが、COVID19蔓延に伴い講演が延期となり、上記日程での実施となりました。
 また筆者も同市の高校に在学/ 生活していた経験を持つ為、個人的にも同校を訪れることを楽しみにしていました。
 今回も、我々船長(海運)の他に、介護、報道、などの業種から講師が招かれ、生徒それぞれが2 つの業種(講師)を選んで、講話を聞くという形式で行われました。

3. 講演内容

 2 回の講演で計43名の中学2 年生が聴講しました。
 それぞれの講演は約45分で、パワーポイントを使用し、資料画像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して主に以下のような内容の話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運につい ・外航船のいろいろな種類や特徴
・船員の仕事(特に海運業界の取り組みとして環境対策について)
・船員の生活、休暇、船員になるには など

4.講演者雑感

 講演後には、以下のような質問が出て、生徒たちはとても興味を持ってくれたようでした。
・(貨物を)運送するにあたって気を付けている事はなんですか?
・日本船長協会って、どの様な協会で、何をして、何人くらいいるのですか?
・「船長」「航海士」「船乗り」の名称の違いは仕事の違いや資格の違いだったりしますか?
・船長になろうと思ったきっかけは?
・海外勤務や乗船中にチームワークが重要との事だったが、文化の異なる人々と仕事をする際にチームワークを育む際に、一番大切なことは何ですか?
・雪とか雨とか船の外の状況で困る事が有るとの事だったが、船内で起こったら困る事は何ですか??
などで、特に最後の質問は、現在の感染症蔓延の状況もあり、とても時宜を得て、生徒さん達にも実感しやすい質問であったと思います。
 上述の通り、本年は講演が延期やオンライン化される中、初めての対面での講演となりました。やはり個別の生徒さん達の反応を見ながら実施出来ると、話す内容や声の強弱を生徒さん達に合わせて適宜調整出来るので、やり易いと改めて感じました。
 昼前に終了した為、名物の佐野ラーメンを食し、東京への帰路につきました。

(常務理事 長田 泰英 記) 



感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25