第240回 広島県呉市立吉浦中学校

(一社)日本船長協会事務局 

広島県呉市立吉浦中学校

 

 

1.開催日時

 令和2 年11月6日(金)10:35~11:25 

2.紹介

 日本中小型造船工業会(以下「中造工」)が主催する「出前授業」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 呉市は、言わずと知れた海上自衛隊の拠点の一つであり、またJMU 呉工場では多くの商船が建造されている、海運とは関わりの深い都市です。
 吉浦中学校は呉市北西部海岸沿いに有り、瀬戸を挟んで江田島を臨む地に有ります。

3. 講演内容

 1 年生2 クラス53名の生徒を対象に、2 限目(約45分間)に中造工職員の林氏による造船に関する講演を行い、休憩後3 時限目に筆者の担当する「うみふね講演」を実施しました。
 続けての講演でしたので、何時も話している内容の内、中造工殿の講演に出てきたことは省略し、重複がないように、休憩時間中にパワーポイントの資料内容を修正しつつ、資料映像や筆者が乗船中に撮影した写真/ 動画映像等を使用して、以下の内容の話をしました。
①海運業とその役割、船は貨物によって種類が分かれる事、船の大きさや速さについて
②近年注目されている北極海航路について
③船員/ 船長の仕事 (特に海運業界の取り組みとして環境対策について)と生活
④船乗りになるには など

4.講演者雑感

 中造工殿との合同講演だった為、船の設計建造からその用途や船員の話まで纏めて話が出来た事が生徒さん達にも体系的な知識として印象に残ったことが後日送付されてきた感文を読んでわかりました。
 船の大きさを説明するときは、地元マツダスタジアムや、新幹線「のぞみ号」と比較するなど、生徒の身近な物と比較する事によって大きさが実感された様で、意図した結果を出せたと感じられました。
 また外航貨物船では多国籍の船員が一緒に仕事をしている事も印象に強く残った様です。最後に生徒さんの代表からお礼の言葉を頂いて学校を後にしました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 

 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25