第241回 広島県国立広島大学付属三原小学校

(一社)日本船長協会事務局 

広島県国立広島大学付属三原小学校

 

 

1.開催日時

 令和2 年11月10日(火)10:40~12:15 

2.紹介

 日本中小型造船工業会(以下「中造工」)が主催する「出前授業」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 三原市は、広島県の東部に位置し、三原駅のすぐそばには小早川隆景が築城した浮城と呼ばれる三原城址を有し、また三菱重工業/帝人/ 大日本印刷などの企業が生産拠点を構え工業が発展しています。

3. 講演内容

 5 年生2 クラス61名の生徒を対象に、約90分間、パワーポイントを使用し、資料映像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して、主に以下のような内容の話をしました。
①海運業とその役割、船の種類と運んでいる貨物の詳細、船の大きさや速さについて
②世界の港(特に筆者が寄港した港の紹介)や航路、運河等について
③船内の組織、船員の仕事 (特に海運業界の取り組みとして環境対策について)
④船員の生活、船乗りになるには など

4.講演者雑感

 講演用の資料では、「暮らしを支える日本の海運」「パナマ・スエズ運河の通峡風景」「船の周りを泳ぐイルカ」「海の上のプロフェッショナル」など、動画を多く用いることで子供たちの興味を引きつけるよう配慮しました。
 特に全長400mのコンテナ船の大きさの話では、比較対象として子供達が良く知っている学校から中央図書館までの距離や、学校の近くを走る新幹線のぞみ号を選んでみたところ、実際の大きさを実感してくれて「デカッ!!」と驚いてくれました。
 当該校の担当者の村上先生が国土交通省のHP でも紹介されるほど海事教育に熱心に取り組んでいらっしゃる為か、事前学習がしっかり為されており、話をしていくと、口々に「それ知ってる」と言った感じのアピールが多くありました。
 熱心な先生方と子供たちの興味/ 関心の強さを感じました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 

 


LastUpDate: 2024-Mar-25