第243回 大分県佐伯市立本匠中学校

(一社)日本船長協会事務局 

大分県佐伯市立本匠中学校オンライン講演

 

1.開催日時

 令和2 年11月12日(木)13:20~15:05 

2.紹介

 今回は、(公財)日本海事広報協会(以下海事広報協会)による海洋教育普及事業「海の仕事へのパスポート」が大分県佐伯市の本匠中学校で開催され、その講師の一人として講演を行いました。同セミナーでは九州運輸局大分運輸支局、佐伯海上保安署、海洋開発研究機構(JAMSTEC)及び当協会より講師が派遣されました。
 但し、新型コロナウイルス蔓延に伴う、学校の感染拡大防止対策の一環として、首都圏からの講師の受け入れを取りやめた為、海洋開発研究機構の田代氏及び筆者は東京の海運クラブ会議室よりWeb 会議システム「ZOOM」を使用してオンライン講演を実施する事となりました。
 同校はオンライン教育に力を入れているとの事で、今回のオンライン講演も参加する生徒さん21名全員が一人一台の機器を通じて講演に参加する形でした。

3. 講演内容

 全校生徒21名を対象に、25分間と少し短めの枠で講演を実施しました。
 九州運輸局及び海上保安署の講師の方々が海運業全体の話等は講演するとの事でしたので、筆者はパワーポイントを使用して、通常の講演時の内容よりぐっと内容を絞り、「貨物船の種類と運んでいる貨物」「船員の仕事と生活」「船乗りになる」を話しました。

4.講演者雑感

 参加者一人一人が別個に参加する形であったので、オンライン講演ではありましたが生徒さん達の表情の変化なども良く判る状態で話が出来ました。若干全体のスケジュールが押している状況であったので、少し話を端折ってしまう事になりました。講演後は海洋開発研究機構の田代氏と共に、生徒さん一人一人が紙に書いて画面に映してくれた質問をみて、それぞれが答えるという形での質疑応答を実施しました。とてもインタラクティブな取り組みであったと思います。
 また、現場ではNHK 大分が取材に来ており、当日の夕方のニュースで「海の仕事を学ぶオンライン授業」と言う題名で講演時の風景も含めて取り上げられました。

(常務理事 長田 泰英 記) 


 


LastUpDate: 2024-Apr-17