第244回 愛媛県今治市立大島中学校

(一社)日本船長協会事務局 

愛媛県今治市立大島中学校

 

1.開催日時

 令和2 年11月17日(火)14:20~15:10 

2.紹介

 日本中小型造船工業会が開催する「出前授業」の一環として、「子供達に海と船を語る」講演を行いました。
 大島中学校は、1999年に開通したしまなみ海道の来島海峡大橋( 3 連吊り橋、全長4,105m)で四国本土と結ばれている大島(愛媛県今治市)にあり、それまで島内に二つあった中学校(吉海/ 宮窪中学校)が平成27年4月に統合されて開校した学校です。
 島内に有る亀老山の頂上にある展望公園からは来島海峡を一望できます。
 学校は吉海地区にありますが、北東部の宮窪地域は中世に瀬戸内海を舞台として活躍した村上水軍ゆかりの地で、能島村上氏の資料等を保存する村上水軍博物館もあります。

3. 講演内容

 講演は、一コマ50分間で、資料映像や筆者が乗船中に撮影した写真/ 動画映像等を使用して、以下の内容の話をしました。
①海運業とその役割、船は貨物によって種類が分かれる事、船の大きさや速さについて
②近年注目されている北極海航路について
③船員の仕事(特に海運業界の取り組みとして環境対策について)と生活
④船乗りになるには など

4.講演者雑感

 当地は、2005年までは筆者の出身地同様の愛媛県越智郡に所属しており、何度か訪れた事も有るという、思い出深い地で生徒達に講演が出来るのは感慨深い物が有った。
 生徒たちは、船そのものは普段から目にしていたけれど、それに関し意識していなかった事に気付いてくれた様です。
 最後の質問コーナーで「航海をする中で一番困ったことは?」に対し北太平洋の荒天遭遇を挙げると、すぐに次の生徒が「嵐に遭ったらどうするの?」と追加の質問が出てきて、とても興味を持ってくれたことが判りました。
また「今まで食べた料理で一番美味しかった物は?」と未知なる物への関心の高さも感じられました。

(常務理事 長田 泰英 記) 


感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-24