第255/256/257回 宮城県大崎市立古川北中学校、愛知県名古屋市立長良中学校、東京都西東京市立田無第四中学校 オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

宮城県大崎市立古川北中学校/ 愛知県名古屋市立長良中学校/ 東京都西東京市立田無第四中学校 オンライン講演

 

1.開催日時

 令和3 年7 月16日( 金) 13:30~14:20、14:30~15:20

2.紹介

 今回の講演は株式会社キャリアリンクが主催するオンライン教育イベントに参加しました。同イベントは全国の3 つの中学校(表記)をオンラインで結び、6 つの企業団体が講師として講演ブースを設け、3 校の生徒達がそれぞれ希望する講演を2 回聴講するという形で実施されました。
 今回参加した企業は陸運/ 不動産/ 医薬品製造/ 食品製造/ 金融そして当協会という様々な業種が選ばれました。
 本イベントは本年度中に計10回実施されますが、当協会はその中で、今回を含めて3 回参加する事となっています。

3. 講演内容

 本イベントでは、主催者側より、講演テーマに関し参加する企業団体の「意思」「役割」「能力」「SDGs への取組」に焦点を当てて欲しいとの強い要請が有りました。一般的な企業と当協会は成り立ちや仕組みが異なる為、先方の想定とは合致しない部分は有りますが、講演シナリオはいつもの内容とは変更したものとしました。
 講演時間は50分で、25分の講話と20分の質疑応答によって構成され、それを2 回実施し3 校合計164名の中学2 年生が聴講しました。
 講話時間は25分と非常に限定されていたので、パワーポイントやビデオ映像を使用して主に以下のような話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運についての概略
・外航船の種類や特徴(限定3 つの船種を選出)
・地球温暖化と北極海航路について
・船長の役割/ 必要な能力/ 仕事内容
・船上での生活や出会える景色など
・事後質問受付用の協会ホームページの問い合わせフォームの紹介
 最後の項目に関しては、今までの講演では、予定されていた質疑応答の時間では十分でない場合や後から質問を思いついた時の為に、事後質問を受け付けているが、今回の講演では主催者側意向により事後質問の取りまとめを実施しないとの事であったので、当協会HP の問い合わせフォームを利用すれば事後質問が出来ることを、生徒達に紹介しました。

4.講演者雑感

 オンライン回線を利用して複数の学校の生徒達に話しかける事は初めてであったが、実際の講演自体は1 つの学校を対象とするものと変わりなく実施出来た。
 但し、接続対象が多い為か軽度な不具合が発生し、運営側は対応に追われる場面もあり、小職も少し話す内容を変更しスケジュール通りに進行できるよう調整を行った。
 予定されていた質問時間は20分間であったが、学校間生徒間の切り替え/ 交代に要する時間も含めての時間であった為か、時間の割に受け付けられた質問数は多くなかったのは残念であったが、「どのような“役割” を果たす為に船長になりましたか」等の、当イベント特有の概念に関する質問が多く含まれていた。いつもと異なるアプローチの場合、生徒達の反応も少し異なる結果となった為、新鮮な思いで講演を終えた。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-Apr-25