第260回 船の新聞づくり オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

船の新聞づくりオンライン講習会

 

1.開催日時

 令和3 年7 月28日(水) 10:00~12:30 

2.紹介

 今回は、(公財)日本海事広報協会(以下海事広報協会)が主催する「船の新聞づくりオンライン講習会」にニュースパーク(日本新聞博物館)殿と共に参加しました。
 同講習会は、船と港をテーマとした新聞コンクール「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」に応募する為の作品を作成する事を目的としており、「ZOOM」を使用し、日本全国の小学2 年生~ 6 年生の児童を対象として実施されました。
 当日は関東/ 東海/ 近畿/ 四国/ 九州の各地にお住いの児童達が参加してくれました。

3. 講演内容/ 雑感

 「新聞を作る」がテーマですので、海事広報協会斎藤さん/ ニュースパーク平沼さん及び小職が講師となり以下の内容を話しました。
 先ず最初に海事広報協会斎藤さんが「日本と海について」と題し、日本と海の関りや船の必要性について話しました。
 次にニュースパーク平沼さんが、「取材の心得」と題して、記者として取材を行う際のコツや留意点を御自身の記者経験を基に子供たちに伝えました。
 その後、小職のパートとして「船の大研究」と題して、説明する船種をコンテナ船に絞って話をしました。
 事前に回答用のイラスト(次頁図参照)を配布し、「イラストに描かれている物の内どれがコンテナ船で運べるか、手元の用紙に丸付けしてみて?」というクイズを出し、その後実際の荷姿を写真で示したり、北米西岸からのオレンジ、豪州からのオージービーフ、欧州からのチョコレートなどがコンテナ船で何日くらいで運ばれてくるか等、物流を具体的にイメージ出来る様な内容としました。また、いつもの船員の仕事や生活と言った、彼らが普段目にする事の無い内容も含む形としました。
 最後に、再び平沼さん担当の「新聞を作ってみよう」では、小職の話を基にどの様な話題を新聞に纏めていくかについて、参加者と共に考えるセッションとなっていました。
 「新聞を作る」という大きなテーマの下、ある意味キャリア教育的でもあり、夏休みの自由研究といった側面もあり、参加者それぞれの年齢や能力に合わせて学びがあるイベントになったと感じました。
 事後質問も受け付ける事としていましたが、熱心なお子さんは追加の質問をくれたりしていますので、彼らのひと夏を彩るイベントになったと思います。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-Apr-17