第282回 山形県南陽市立沖郷中学校 オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

山形県南陽市立沖郷中学校 オンライン講演

 

1.開催日時

 令和4 年2 月22日(火) 14:40~15:30 

2.紹介

 同校では、例年であれば山形県南陽市教育委員会、国土交通省東北運輸局及び(公財)日本海事広報協会の共催による海洋教育普及事業「海の仕事へのパスポート」が同市内の3 校合同にて開催される予定でしたが、コロナ禍の影響で中止となった為、海事広報協会ではそれに代わる試みとして、沖郷中学校2学年の生徒を対象に海洋開発研究機構(JAMSTEC)及び当協会からの講師による東京からのオンラインミーティングを実施しました。  

3. 講演内容

 今回の試みは、学校と講師をオンラインで繋いで、海事広報協会斎藤氏から海運の概要を話した後に、生徒さん達からテーマに沿って質問を出してもらって、それらに講師であるJAMSTEC の田代氏と筆者が回答すると言う形式で実施されました。
 田代氏は有人潜水調査船“しんかい6500”のパイロットとして、小職は外航貨物船の船長として、それぞれ違う分野の船の船員の事を生徒達に知って貰う事を目的としました。

4.講演者雑感

 対話式の且つJAMSTEC 田代氏と同時に生徒達と対する事は初めてでしたのでどの様な感じになるか筆者もワクワクしながらイベントに臨みました。
 生徒達からは「勤めている会社の名前とその会社について教えてください」「どの様な船に乗っているのですか? またその船の役割は?」「船の中ではどんな仕事をしているか?」「これを伝えておきたい! ということは?」と言った質問が寄せられました。
 伝えたい事をなるべく客観的に資料を使い判り易く丁寧に話すように心掛けた結果、事後に寄せられた感想でも「話毎にわかりやすい図が付いていて聞きやすく、丁寧に説明してくれた」とあったので、当方の意図は生徒達にも通じていたと感じられた。
 一方、共演した田代氏の熱意溢れる語り口を聴いていると、その様なプレゼン形式の有効さに気付かされる一幕もあり、筆者にも強い印象を残したイベントとなりました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文//

 


LastUpDate: 2024-Apr-25