第284回 茨城県那珂市立第三中学校 オンライン講演

(一社)日本船長協会事務局 

茨城県那珂市立第三中学校 オンライン講演

 

1.開催日時

 令和4 年3 月23日(水) 13:55~14:55 

2.紹介

 今回は、那珂市立第三中学校(以下 同校)より当協会へ直接の申し込みがあり、キャリヤ教育の一環として出前授業をオンラインにて実施しました。申し込まれた担当教諭に依れば、文部科学省のHP にある「企業等による教育プログラム」の情報を参照し申込頂いたとの事でした。  
 同校がある那珂市では、平成27年より同市に存在する公立小中学校に於いて小中一貫教育を実施しています。その為同校は芳野小学校/ 木崎小学校と共に緑桜学園を構成して、地域の生徒達への教育を実施し

3. 講演内容

 今回の講演は7 年生(一貫教育の為の呼称で、通常の中学1 年生)の2 クラスの生徒達を対象とし、オンラインソフトZOOM でそれぞれの教室を繋いで50分授業の中での講演を実施しました。
 内容を地元茨城県で学校から15~20km 圏内に存在する茨城港(旧 日立港/ 常陸那珂港/ 大洗港が2008年に統合し誕生)で取り扱われる輸出入貨物の上位を占める完成自動車/ 電力炭/LNG を輸送する船にフォーカスを当てました。その他「船員の仕事と生活」「船員になる為の学校紹介」に絞り、筆者の話は凡そ35分とし、残りの時間でより多くの質問に答えられるような割り振りとしました。

4.講演者雑感

 生徒達の地元にある港に関連した船種を選んだ事、港の衛星画像を取り入れた事、生活に欠かせない電気やガスや自動車と言った身近な生活に直結する貨物を輸送する船であった事から、海運と自分たちの生活との関りを実感してくれたようであった。
 講演後の質問コーナーでは「どんな国/ 港に良くいくのか」「企業の仕事で一番気を使う事は」「自動車を僅かな間隔で隙間なく積載しているが、車同士がぶつかったりしないの」「なんで船長協会を作ったのですか」「船酔いってしないのですか」「仕事のやりがいと大変な事は」などの様々な質問が時間一杯まで寄せられました。
 特に「海賊はいるの」の質問に対し筆者が「海賊はいます」と回答し、幾つかの資料写真を見せるとこの日一番の盛り上がり/ 驚愕の声が挙がりました。また説明している間にも「海賊のボートって船にぶつからないの」「攫われた人はどうなるの」「海賊と会った事あるの」など次々と質問が飛んできました。
 生徒達の好奇心の強さを感じると共に、海運に関する事項を生徒達に印象付けられた講演となりました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25