令和4年度 運営企画委員会議事録
1.日時:令和4年8月30日(火) 13:30~14:30
2,場所:日本海事センタービル 4階401会議室
3.出席者(敬称略)
委員長 矢吹 英雄 国立大学法人 東京海洋大学 名誉教授 |
4.審議・報告事項
中村会長より開会挨拶。委員紹介・配布資料確認後、矢吹委員長を議長として以下の事項を審議した。
(1)令和4年度 上期会務報告について
(2)令和5年度 事業計画(案)について
(3)その他
5.議事概要
(1)令和4年度 上期会務報告について
① 本年度4月~8月に実施した会務について資料1-1に沿って事務局各担当者が説明した。
【公益目的事業】
(1) 教育用DVD作成 (マスターテープのデジタル化、既存映像の見直し、再作成検討) 特に意見無し。
(2) 子供達に海と船を語る講演会 特に意見無し。
(3) 実務教養講座
(4) 操船シミュレーション 特に意見無し。
(5) 海技ゼミナール 特に意見無し。
(6) 資料作成・収集 特に意見無し。
(7) 技術誌等の発行 特に意見無し。
【その他事業等】
(8) 水先人試験問題解答集作成 特に意見無し。
(9) 技術指導・広報活動 特に意見無し。
(10) 船長・航海士懇談会 特に意見無し。
【法人会計】
(11) 国際活動 特に意見無し。
(12) 国内関係団体との連携 特に意見無し。
【中村会長】自動運航システムに向けた検証実験について説明
単発的な事業となるが、自動運航システムに向けた検証実験を、シミュレータ装置を持っている邦船3社(含む子会社)にて実施する予定。
この事業のバックグランドは、日本財団は2025年までに自律運航船(内航船)の実用を考えている。基礎実験は、昨年終了しており、国交省、日本財団等は、自動運行システムとして基準を策定し、IMO等に示していく方向でいる。海上技術研究所等は、日本財団の助成でシステムの基準検討を行っているが、検討内容は海上衝突予防法の条文毎に対応することを考えているようである。
これに対して、日本海事協会への船長協会の提案は、今年3月のアンケート結果を基に、条文毎の避航を考慮するのではなく、あらゆる状況において、自律運航船が早めに避航し、前広にリスク軽減すればよいとの考えである。 衝突リスクについて、距離と方位変化を確認しおこなっていることから、これを基に一つの指標を作れれば思っている。
日本海事協会は、2025年に向けて認証業務を考えており、海技研の提案だけで不安部分があるため、日本船長協会からの提案も考慮頂き、事業予算を検討頂いた。今後は、見積もり等を提出して実証実験を進めて行く。実験結果がまとまれば、内容を披露できる場を設けたいと思っている。
(13) 会員の表彰・給付・相談
特に意見無し。
② 資料1-2会員の異動報告について中村会長が説明した。
特に意見無し
③ 資料1-3令和4年度上期収支計算書(収入)について中村会長が説明した。
特に意見無し
(2)令和5年度 事業計画(案)について
資料 2-1に基づき、説明した。
令和5年度教育用視聴覚教材について【中川】今まで、DVD制作は、費用の8割ほど国際船員労務協会(以下、国船協)の助成で行ってきたが、今後、国船協からの助成は期待できないことから、新作または既存映像の再製作は自前費用にて行うこととなり、費用面から考えると。3~4年での制作となる。この間に、内容を吟味し、コスト削減を図り制作に取り組んでいく。
【竹林委員】収支が、1100万円ほど赤字との事あるが、このような状況が今後も続く様であれば、赤字が増えると思うが、NKとの単発的な事業のほか、新たな事業は考えているのか。
【中村会長】今年度の赤字部分は、人件費である。今年は、総務部の2名が交代したため、引継ぎのため重なった部分の人件費、会長交代に伴い、前会長を1年間顧問として勤務頂く費用が発生する。しかし、これは今年度の単発となる。
【竹林委員】DVDについて、今まで制作していない内容のものを、会員等に聞いて制作してほしい。
【中村会長】会員からの意見も参考に、新作作成も行っていきたい。
その他の事業は、本年度の事業の踏襲であるので、引き続き同じ体制で行う。
参加委員から上述のコメントがあったが、令和5年度事業計画(案)承認された。
(3)その他
【中村会長】IFSMAの総会について、2023年10月25,26,27日(暫定)に東京(都市センタービル)で開催予定との報告があった。次回の理事会では、詳細を報告出来ればと思っている。
以上