第309回 愛知県名古屋市立大高小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

 令和4 年10月21日(金) 13:35~15:15

2.紹介

 日本海事広報協会/ 日本船主協会及び㈱フジトランスコーポレーションと合同で、名古屋市立大高小学校に於いて同校5 年生3 クラス(103名)を対象とした「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 同校は、歴史に名高い桶狭間の戦いの前哨戦となった“大高城の兵糧入れ” の舞台である大高城址にほど近い場所に位置し、西に進めば名古屋港東海地区に至るという立地に有ります。

3. 講演内容

 同校の講演は「貿易と運輸」と題し、御土地柄に合わせて自動車に焦点を当てると共に複数の講師によるリレー形式にて講演を実施しました。
 先ず日本海事広報協会斎藤氏及び日本船主協会島本氏がクイズ形式を用いて日本の特色や愛知県の主要産業である自動車産業に触れながら貿易の概要を紹介しました。
 次に、海上輸送手段の一つとしてコンテナを取り挙げ、児童にコンテナ型の小物入れを配布し、何故色が異なるのかに関するクイズを実施。中に入れた消しゴム(サッカーボール/ フライドポテト)をヒントに考えてもらうとともに、ドライコンテナやリーファーコンテナ以外にも、運ぶものに応じて様々なコンテナがあることを説明しました。
 その後背広姿のフジトランスコーポレーション阿部氏と筆者の職業を当てるクイズをしました。答の選択肢は①車を製造する仕事、②車を港までトラックで運ぶ仕事、③自動車の荷役をする仕事、④自動車船を動かす船員の仕事、⑤自動車船を造る仕事の五つとし、どの職業か当ててもらうため質問を募集、子供達からは「陸上での仕事なのか?」「何かを造る仕事なのか?」など多くの質問寄せられ、夫々の職業を予想しました。
 休憩後、答え合わせとして、それぞれの仕事着に着替えて登場し、正解を発表しましたが、子供達からは歓声と拍手で出迎えられました。
 それからは、阿部氏と筆者が内航海運及び外航海運の立場から、それぞれの仕事内容や船の設備や船上生活の様子などを講演しました。

4.講演者雑感

 筆者のパートでは、写真や動画を使って具体的に仕事や生活の様子が判る様に話したところ、子供達は特に船内の居住環境や船上から見たオーロラをはじめとした絶景に興味を惹かれている様子でした。
 子供達はクイズにも積極的に取り組み、講師からの呼びかけや問いかけに対しての反応も良く、終始興味を持ちながら話を聞いてくれました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-25