第311回 広島県国立広島大学付属三原小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

 令和4 年10月26日(水) 8 :45~9 :30

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「出前授業」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 三原市は、広島県の東部に位置し、三原駅のすぐそばには小早川隆景が築城した浮城と呼ばれる三原城址を有し、また三菱重工/ 帝人/ 大日本印刷などの企業が生産拠点を構える工業都市です。
 同校は国土交通省のHP でも紹介されるほど海事教育に熱心に取り組んでいて、2021年度ジュニアシッピングジャーナリスト賞の佳作を受賞しています。

3. 講演内容

 5 年生2 クラス63名の生徒を対象に45分間、パワーポイントを使用し、資料映像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して、主に以下のような内容の話をしました。
①海運業とその役割、船の種類とその貨物、船の大きさや速さについて
②船内の組織、船員の仕事、環境対策
③船員の生活、船乗りになるには など
 昨年に比べ半分の時間であったため、船の種類の紹介は広島に関係深い自動車専用船とコンテナ船に焦点を当てつつ、動画を多く使い子供たちの興味を引きつける工夫をしました。また随所に「コンテナ船で運べるものはどれ?」などのクイズを入れ、双方向のやり取りとなるよう心掛けました。

4.講演者雑感

 特に全長400m のコンテナ船の大きさの話では、比較対象として学校の近くを走る新幹線のぞみ号や、ほぼ同じ長さの学校前の直線の道路と比べてみたところ、実際の大きさを実感してくれて「デカッ!!」と驚いてくれていました。
 後日受け取った感想文では子供達から延べ77個の質問を受けました。彼らの好奇心の深さ/ 多彩さに驚きました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Apr-17