第313回 福岡県立門司学園中学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

 令和4 年10月28日(金) 12:40~14:55

2.紹介

 今回は、学校から直接の申し込みがあり、キャリア教育の一環として出前授業を実施しました。
 同校は企救半島東岸の周防灘に面し、全国有数の取扱量を誇る新門司フェリーターミナルに隣接するという立地で、平成16年に門司高等学校と門司北高等学校を再編・統合するという形で福岡県で初めての県立中高一貫教育校として中学校が開校された19年目の学校です。
 同校では「門司学ライブ」と題して、大学の教授や各種企業からの講師を招いて、中学1 年生から高校2 年生までの全生徒が講義を受けて、明確な進路意識を持って、自己実現力の育成を図ることを目的としたキャリア教育を行っています。

3. 講演内容

 今回の講演は希望する生徒たちを対象とし50分授業+10分の質疑応答を2 コマ実施する講演でしたので、内容を地元北九州に寄港するコンテナ船/ 鉱石専用船にフォーカスを当てました。船員の仕事は多岐に渡りチャレンジングな仕事である旨を写真や動画を用いて具体的に伝わる様に工夫しました。

4.講演者雑感

 タイのレムチャバン港に入港/ 荷役作業を行うコンテナ船や鉄鉱石や石炭が船倉に積み込まれる様子の動画を食い入るように見つめる生徒たちの様子に、彼らの興味と関心の高さを感じました。
 また、最近の講演では定番となった、「コンテナ船で運べるものは」では上級生下級生の別なく相談して検討を行った後の答え合わせや、コンテナ船の大きさを実感してもらう為に同校のそばの猿喰海岸に設置された防波堤と比較した際などは、貨物の多彩さや船の大きさに驚いた声と表情を見せてくれていました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-02