第325回 愛媛県今治市立乃万小学校、326回 愛媛県今治市立宮窪小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

 乃万小学校
  令和5 年5 月25日(木) 9:20〜11:10
 宮窪小学校
  令和5 年5 月25日(木) 13:45〜15:25

2.紹介

 日本海事広報協会殿より4 年ぶりに開催となった国際海事展示会“バリシップ” の開催に合わせて5 月の25/26日両日に今治市内の小学校4 校を訪れ“海の仕事へのパスポート”講演を実施したいとのお話を頂いた。
 生憎26日は当会の年次総会と重なるので講演は25日のみとして、「子供達に海と船を語る」の講演をしました。

3. 講演内容

 今回の講演は、乃万小学校では5 年生105名に、宮窪小学校では4 ・5 ・6 年生計36名の児童に「くらしと船・船員のかかわりを学ぼう」をテーマに、日本海事広報協会斎藤氏、海洋開発研究機構(JAMSTEC)の田代氏及び筆者の3 人でリレー形式にて講演しました。
 先ず、海事広報協会の斎藤氏より、「今回の講演の中で幾つかのクイズが出て、頑張ってくれた子供達にはプレゼントがあります」と説明の後、“暮らしと船の係り” や“船の種類” についてクイズ形式にて紹介しました。
 その後、「船員さん」と紹介された田代氏と筆者がどんな船に乗っているかを当てるクイズが出されました。答えは①貨物船、②旅客船、③ヨット、④渡し舟、⑤帆船、⑥漁船、⑦巡視船、⑧研究船の中から当ててもらうためヒントを募集、子供達からは「大きさは?」「何人くらい乗っている?」など多くの質問が出され、答えを予想しました。
 答え合わせ後、小職は制服に着替えてから、“貨物船の特徴や貨物の種類” 及び“船員の仕事と生活” についての講演をしました。

4.講演者雑感

 筆者のパートでは、写真や動画を使って具体的に仕事や生活の様子が判る様に話しました。特に学校に近い地名を挙げたり、船の大きさを地元の今治城の堀の大きさと比べたりしたところ、子供達は身近に感じてくれたようで、話の途中で「知ってる!」とか「スゲー!」などと声を挙げていました。更には船上から見たオーロラをはじめとした絶景に興味を惹かれている様子でした。
 途中の休憩時間には子供達が近寄ってきて筆者の制服や帽子に興味深々の様子でしたので、「制帽を被ってみる?」と問いかけた所、希望者が殺到する一幕も有りました。子供達はクイズにも積極的に取り組み、講師からの呼びかけや問いかけに対しての反応も良く、終始興味を持って話を聞いてくれました。
 講演に同行した今治市役所秘書広報課より後日送付されてきた宮窪小学校で写した写真には目を輝かせて話を聞く子供達の表情が収められていました。
 今回のイベントでは愛媛新聞社の紙面に「海の仕事 多彩な魅力 ベテラン船員が特別授業」と題した記事が写真付きで掲載されていました。 

(常務理事 長田 泰英 記) 


感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-15