第329回 千葉県船橋市立三咲小学校「船っ子教室」

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和 5 年 6 月14日(水) 14:30〜16:30

2.紹介

 今回は、三咲小学校「船っ子教室」の担当の先生より直接の申し込みがあり、同教室の児童向けの教育プログラムとして出前授業を実施しました。
 「船っ子教室」とは、船橋市が実施している事業の事で、学校の放課後や夏休みなどに学校の施設を活用して、児童が予習 / 復習 /読書 / ゲームなど自主的な活動を行っています。

3. 講演内容

 今回の講演は通常の講演と違って、所謂学童保育への参加児童を対象としています。そのため、それぞれの児童はそれぞれの家庭の予定に従って中座したり、帰宅して行くため、聴講時間は一定では有りません。また、対象は全学年と幅広く、内容の難易度を調整する必要が有りました。
 基本は小学生向けの90分物−海運の概要 /三種類の貨物船(コンテナ船・自動車専用船・家畜運搬船)について / スエズ運河とパナマ運河 / 船員の仕事 / 船上での生活と景色等−の内容としましたが、いつも以上に画像や映像を用い、クイズや児童への問いかけを多く盛り込む事としました。
 その上で、途中で帰宅する児童もいる事から、児童からの質問には大きく脱線しない程度に、その都度、回答していきました。

4.講演者雑感

 先ずは背広姿で子供達と顔合わせした後、講演会場となっている隣の教室でプロジェクターや PC の設営を行った後に制服姿に着替えて、子供達を呼び込みました。
 珍しい制服姿に歓声を上げる子供達を前に、講演内容の進行具合等を気にせず、ゆっくりと語りかける事を心がけました。また子供達の興味の向くままに話を進めるといった何時もと異なった感じで講演を進めましたが、当初の予定時刻を超えて「船っ子教室」が終了するまで参加してくれた 6 名ほどの児童は、最後まで様々な質問を投げかけてくれて、彼らの好奇心の強さを感じる事が出来ました。
 講演後、参加した子供達が家庭で講演の事を話してくれた様で、評判は良く、本年度中に少し形を変えて再度実施したいとのお話を頂きましたので、次回の予定と内容を検討しています。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-May-15