第330回 東京都立豊島区立西巣鴨中学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

2023年 7 月 4 日(火) 8 :45〜 9 :35

2.紹介

今回は、公益財団法人 / 日本海事広報協会の紹介で、豊島区立西巣鴨中学校が実施した、「横浜港を訪れ、みなと博物館などで “港の役割” などを学習する横浜移動教室」を補完する目的で「出前授業(うみふね講演)」を実施する事となりました。

3. 講演内容

 上記の通り、横浜移動教室を補完する目的で、筆者から同校の 1 年生 3 クラスの68名の生徒達に対し、体育館を会場として講演を行いました。
 港の役割などは事前に学習済みとの事なので、以下の様な内容としました。
・貨物船の種類が如何に多岐にわたるか
・コンテナ船 / 自動車専用船の特徴(横浜港で目にしている)
・それぞれの船が日本−北米東岸間及び欧州−日本間に航行する航路は ?
・コンテナで運ぶ貨物は ?
・船員の仕事と生活

4.所感

 先ず担当して頂いた先生は手製の水兵服の襟を身に着けてくれて、船長と船員の格好で生徒達の前に登場しました。先生達の「生徒の興味を引いて行こう」と言う気持ちが感じられるオープニングでした。
 会場が体育館でしたので、航路やコンテナ貨物に関するクイズに関しては、個々の回答を個別に確認して深掘する事は出来なかったものの、その後の北極海航路の話しや、実際の貨物のバンニング状態の写真などを紹介すると、其処此処で驚きの声が挙がっていました。
 講演の最後に用意している質疑応答の時間では、最初の数分は生徒達が物怖じしたのかお互いに顔を見合わせるような状態でしたが、ある生徒が「給料って幾ら」との質問で口火を切ってくれた後は、気持ちがほぐれたのか、約15分間に亘って様々な質問が続く事になりました。彼らの大人しい、でも好奇心に溢れる様子を見ることが出来ました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-May-15