第336回 山形県南陽市立赤湯中学校
第337回 山形県南陽市立沖郷中学校
第338回 山形県南陽市立宮内中学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和 5 年 8 月30日(水)13:25〜15:50

2.紹介

 昨年に引き続き、山形県南陽市教育委員会、国土交通省東北運輸局及び(公財)日本海事広報協会の共催による海洋キャリア教育セミナー「海の仕事へのパスポート」に参加し、同市内の赤湯中学校、沖郷中学校そして宮内中学校の生徒に向けて講演しました。
 本セミナーは2017年から開始され、途中新型コロナ感染症の蔓延に伴う休止を挟みましたが、本年も無事開催となりました。
 会場は昨年同様、地元産の杉材を加工した集成材を用いて建設された南陽市文化会館でした。

3. 講演内容

 同教育セミナーは、普段海に接する機会が少い同市の生徒達の世界観を広げる為、及び海にかかわる仕事や海洋の重要性について理解を深めてもらうため、港湾代理店、造船、東北運輸局、海技教育機構、海洋研究、水族館、東京海洋大学及び筆者の各分野の専門家が講師となり、 3 校の生徒261名が全体会及び 7 講座有る分科会の中からそれぞれの興味のあるテーマを 2 つ選んで講話を聞く形式で行われました。
 船長講話においては、 2 回の講演で計75名の中学 2 年生が聴講しました。
 それぞれの講演は約40分で、パワーポイントやビデオ映像を使用して主に以下のような話をしました。
・日本の海と船による物資輸送、海運について
・酒田港に寄港する石炭専用船やコンテナ船の特徴
・世界のいろいろな港や航路、パナマ運河、スエズ運河について
・船員・船長の仕事や生活、経験談、船員に
なるには など

4.講演者雑感

 講演前にアンケートが実施され、その中に、「また、家に帰ってからテスト期間なのにも関わらず、(配布した資料用)DVD を見ました。面白かったです。」との意見が有った事は、生徒達が外航船員について興味を持ってくれたことの表れだと手ごたえが感じられた。
 彼等の中からも、海の仕事へのパスポートを手にし、将来、大海原へ乗り出しくるような若者が出てくることを期待したいと思います。
 尚、当日に地元ケーブルテレビ局− NCV 米沢が取材し、セミナーの様子を同局の公式 Youtube チャンネルで報じました。その中で、「外航貨物船では航海士や機関士の役割、日本人だけでなく外国人船員と一緒に仕事をしていること」等の話題が取り上げられていました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-May-15