第348回 国立広島大学付属三原小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和5 年10月24日(火) 10:35〜11:20

2.紹介

 日本中小型造船工業会が主催する「出前授業」の一環として、「子供達に海と船を語る」の講演を行いました。
 三原市は、広島県の東部に位置し、三原駅のすぐ近くには小早川隆景が築城した浮城と呼ばれる三原城址を有し、また三菱重工業/帝人/ 大日本印刷などの大企業が生産拠点を構える工業都市です。
 同校では以前より海事教育に熱心に取り組んでおられ、同校での講演は令和2 年から連続の4 回目となります。

3. 講演内容

 5 年生2 クラス63名の生徒を対象に45分間、資料映像や筆者が乗船中に撮影した写真等を使用して、以下の内容の話をしました。
①海運業とその役割、船の種類と運んでいる
 貨物の詳細、船の大きさについて
②船内の組織、船員の仕事 (特に海運業界の
 取り組みとして環境対策について)
③船員の生活風景など
 船の種類の紹介は広島に関係する自動車専用船とコンテナ船に焦点を当て、様々な動画を多く用いました。また随所に「コンテナ船で運べるものはどれ?」や「船に乗り込む船員の数は?」などのクイズを出して、双方向のやり取りとなるように心掛けました。

4.講演者雑感

 特に広島を代表する産業である自動車を運ぶ自動車専用船や全長400mのコンテナ船の大きさの話では、比較対象としてマツダスタジアムや、学校前の直線の道路を選んだところ、実際の大きさを実感して「デカッ!!」と驚いていました。
 講演が終わってからも多くの児童が「船長さんのサインが欲しい」「一緒に写真撮って」等の希望に手ごたえを感じながら、同校を後にしました。

(常務理事 長田 泰英 記) 

 


LastUpDate: 2024-Apr-25