第364回 東京都豊島区立西巣鴨中学校

(一社)日本船長協会事務局 
 

 

1.開催日時

2024年5 月27日(月) 8 :45〜9 :35

2.紹介

 今回は、公益財団法人/ 日本海事広報協会の紹介で、豊島区立西巣鴨中学校が実施する宿泊海洋実習を補完する目的で「出前授業(うみふね講演)」を実施する事となりました。昨年に引き続き2 回目の開催です。

3. 講演内容

 1 年生3 クラス71名の生徒達に対して体育館で講演しました。昨年は宿泊海洋実習後に講演を行っていましたが、今年は宿泊海洋実習前の講演でした。宿泊海洋実習でさらに理解が深まる様に努めました。東京湾内に接する大きな港、湾内を航行する船舶の多さを紹介し、さらに横浜港と他港の位置関係や、横浜港と他港との規模の比較を外航船舶の入港数、総貨物取扱量、コンテナ取扱量で説明しました。また、横浜では国際信号旗を目にする機会が予想されるので国際信号旗についても若干触れる内容としました。

4.講演者雑感

 東京都豊島区にある学校だけあって外国人の生徒も少なくないようです。先ずは英語でのご挨拶で、ドン引きされつつ、めげずにオープニング。子供達は講演前から海上輸送がほぼ100% であることなど海運について事前に学んでいました。海洋基本法の第11条国民の責務『国民は、海洋の恵沢を認識するとともに、国又は地方公共団体が実施する海洋に関する施策に協力するよう努めなければならない』とあるように、海からの恩恵を学ぶ機会を子供達が得られるように取り組んでいる西巣鴨中学校の先生方には頭が下がる思いです。また、日本船長協会が西巣鴨中学校の取組みに協力出来たことは『船長、海と船を語る』事業を25年間続けて来た我々として喜ばしいことだとも感じました。
 質疑応答では「給料って幾ら?」や、「船酔いはしますか、吐きますか?」とか、「船は揺れますか?」など熱心に手を挙げてくれました。

(常務理事 滝浦文隆 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2024-Oct-22