1.日時:令和6年10月17日(木) 1455~1540
2,場所:日本海事センタービル 7階 会議室
3.出席者(敬称略)
委員長 矢吹 英雄 国立大学法人 東京海洋大学 名誉教授 |
4.審議・報告事項
中村会長より開会挨拶。
委員紹介・配布資料確認後、矢吹委員長を議長として以下の事項を審議した。
(1)令和6年度 上期会務報告について
(2)令和7年度 事業計画(案)について
(3)その他
5.議事概要
(1)令和6年度 上期会務報告について
① 本年度4月~9月に実施した会務について資料1-1に沿って事務局各担当者が説明した。【公益目的事業】
(1) 教育用DVD作成
(2) 子供達に海と船を語る講演会
(3) 実務教養講座
(4) 操船シミュレーション
(5) 海技ゼミナール
(6) 資料作成・収集
(7) 技術誌等の発行
【その他事業等】
(8) 水先人試験問題解答集作成
(9) 技術指導・広報活動
(10) 船長・航海士懇談会
【法人会計】
(11) 国際活動
(12) 国内関係団体との連携
(13) 会員の表彰・給付・相談
◇令和6年度上半期会務報告について、次の質疑がなされ、承認された。《委員》教育用DVDについて、最近はDVDが視聴できない環境となって来ていることから、DVDにこだわらずダウンロード、データを主体として考えた方が良いのではないか。
販売実績としては、如何か。《事務局》現状としてデータのダウンロード販売も行っているところですが、DVDとしての需要も多くあり、販売の3 分の2はDVDとなっている。船に1枚という考えがあると思われる。
《委員》操船シミュレーションのメニュー、シナリオについての見直しはしているのか。
《事務局》シナリオについては、今年度から新たに2シナリオを追加している。
新しく作成、というよりは海技大学にあるものを船の動きを変更したりして、対応している。② 資料1-2会員の異動報告について中村会長が説明した。
◇意見は無く、承認された。
③ 資料1-3令和5年度上期収支計算書(収入)について中村会長が説明した。
◇意見は無く、承認された。
(2)令和7年度 事業計画(案)について
資料 2-1に基づき、中村会長が説明し、特に、「その他事業」について、次の説明がなされた。
《自主分離通航帯の見直しについて》・現状、海図は紙から電子海図に変わり、また、海上保安庁がバーチャルブイを設置し推薦航路を設定するなど、紙海図をベース設定した自主分離通航帯が必ずしも機能していない実態があることから、この自主分離通航帯を皆さんと議論し、これの見直しを行いたい。
・具体的には、現場の意見を取り入れるため各社から委員を選出していただき10名程度の委員会を協会内に設置、3回程度の委員会を開催し、その結果を海上保安庁に要望書として提出する。
・分離通航方式というよりIMOの認める推薦航路として、バーチャルブイも整備され電子海図に明記される航路となるような見直しにしたい。
・委員会には、海上保安庁からもオブザーバーとして出席していただき、一緒に進めて行くこととしている。《自動避航システムの認証業務の支援について》・自動避航システムについては、計器メーカー各社がそれぞれの自動運航システムとして開発されている。
・日本財団プロジェクトとして自動運航船の実証実験も行われる。
・船長協会としては、NKからの受託事業として大掛かりな実証実験を行い、自動運航システムの基準とるデータを得たところである。
・今後、NK等が認証を行う事となると思われるが、船長協会が得たデータ等を認証業務の基準として使う等、船長協会として何らかの形で関与していきたい。
・具体的な事項については、まだはっきり決まっていないが、来年度進めて行きたい。◇意見は無く、承認された。
(3)その他
◇委員からその他の審議すべき事項について、意見は無かった。
以上