(事務局)
当協会の令和6年度第2回理事会が以下のとおり開催されましたので、その概要を報告します。
1. 日時:2024年11月8日(金)15:02~16:42
2. 場所:東京都千代田区麹町4丁目5番地 海事センタービル4階会議室及びリモート
3. 3. 出席者(50音順、敬称略、WはWeb参加者)
理 事:芥川 俊久、綾 清隆(W)、大井 伸一、太田 正紀(W)、加藤 高洋、 |
|
以上 19名 | |
監 事:水谷 章 | |
以上 1名 | |
顧 問:小島 茂、葛西 弘樹 | |
以上 2名 | |
オブザーバー:国土交通省海事局海技課船員教育室長 馬谷 正樹 | |
以上 1名 | |
事務局:増田 惠、清水 昌幸、星野 哲子 | |
以上 3名 |
4. 審議事項等
報告事項1:令和6年度上期事業及び会務報告について
報告事項2:令和6年度上期収支計算書及び会員異動報告について
審議事項2:令和7年度収支予算書(案)について
審議事項3:第67回定時総会の期日(案)について
審議事項4:その他
5. 成立報告
司会(常務理事 滝浦)が令和6年度第2回理事会の開会を宣言し、理事総数26名のうち19名の理事出席があり、定款第32条第1項の規定により、本日の理事会は有効に成立していることが報告されました。
なお、理事会開催前において、主催する事務局側とWeb参加者との間で、音声・映像が他の出席者にも伝わり、且つ、双方において適時的確な意見表明ができる環境にあることを確認のうえ、司会による進行が開始されました。
また、議案審議に先立ちオブザーバー参加の国土交通省海事局海技課船員教育室長馬谷 正樹様を紹介、馬谷室長から挨拶を賜りました。
6. 議事要旨
定款第31条の規定により中村会長が議長を務め、開会の挨拶の後、定款第33条の規定により議事録署名人に会長、水谷章監事が指名されました。 資料確認の後、議事次第により以下の通り、議事の報告、説明及び審議がなされました。
なお、報告事項(1)、(2)及び審議事項(1)については、10月17日開催の令和6年度第1回運営企画委員会において説明し、委員の方々のご了承を得た旨の報告がなされました。
報告事項1.令和6年度上期事業及び会務報告について
中村会長、滝浦常務理事及び増田技術顧問より配付資料1に基づき説明がなされました。
また、中村会長より国内委員会催事参加記録(別添)の主な委員会出席報告の内から以下について、補足説明がなされました。
・4月開催「横浜港本牧埠頭D-4岸壁大型コンテナ船受け入れに係る船舶航行安全対策検討委員会」
・5月開催「第3回関根浜港船舶航行安全対策調査委員会」
・6月開催「第1回京浜港錨地(横浜区・川崎区)の利用実態の評価に関する検討会」
「第3回液化CO2のTtoS液移送にかかる荷役作業安全対策調査委員会」
・7月開催「洋上風車の船舶用レーダー映像影響に係る航行安全対策の調査研究委員」
「2024年出光興産㈱徳山事業所大浦地区のアンモニア船受入計画に伴う航行安全対策検討委員会 第1回委員会」
「第1回新潟港(西港区)大型客船入出港に係る航行安全調査会」
「自動運航船検討会」
・9月開催「静岡ガス清水LNG袖師基地LNG船STSオペレーション航行安全対策調査委員会」
特段の質疑はなく、了承されました。
報告事項2.令和6年度上期収支計算書及び会員異動報告について
清水総務部長より配付資料2-①に基づき説明がなされ、特段の質疑はなく、了承されました。
引続き、中村会長から会員の異動報告について資料2―②により説明がなされ、特段の質疑はなく、了承されました。
審議事項1. 令和7年度事業計画(案)について会長より配付資料3に基づき説明がなされ、「国内活動」について以下の補足説明がなされました。
《自主分離通航帯の見直しについて》
・現状、海図は紙から電子海図に変わり、また、海上保安庁がバーチャルブイを設置し推薦航路を設定するなど、紙海図をベース設定した自主分離通航帯が必ずしも機能していない実態があることから、この自主分離通航帯を皆さんと議論し、これの見直しを行いたい。
・具体的には、現場の意見を取り入れるため理事を出していただいている各社から委員を選出していただき10名程度の委員会を協会内に設置、3回程度の委員会を開催し、その結果を海上保安庁に要望書として提出する。
・分離通航方式というよりIMOの認める推薦航路として、バーチャルブイも整備され電子海図に明記される航路となるような見直しにしたい。
・委員会には、海上保安庁からもオブザーバーとして出席していただき、一緒に進めて行くこととしている。
・時期としては出来れば本年度中に第一回委員会を開催したい。
・委員の推薦については、理事の皆さんを通じて推薦していただく事としたいので、よろしくお願いしたい。
《自動避航システムの認証業務の支援について》審議事項2. 令和7年度収支予算書(案)について、・自動避航システムについては、計器メーカー各社がそれぞれの自動運航システムとして開発されている。
・日本財団プロジェクトとして自動運航船の実証実験も行われる。
・船長協会としては、NKからの受託事業として大掛かりな実証実験を行い、自動運航システムの基準となるデータを得たところである。
・今後、NK等が認証を行う事となると思われるが、船長協会が得たデータ等を認証業務の基準として使う等、船長協会として何らかの形で関与していきたい。
・具体的な事項については、まだはっきり決まっていないが、来年度進めて行きたい。
特段の質疑はなく、承認されました。清水総務部長より資料4-①及び資料4-②に基づき説明がなされ、特記事項として、以下の説明がなされました。
①収入、支出のバランスを重視した。
②昨年度の決算ベースを参考とし、各事業規模を考慮した。
③7年度予算において、支出勘定科目で同一的な科目を整理統合した。
④新たに教育用視聴覚教材作成のための積立預金として150万円を計上した。審議事項3. 第67回定時総会の期日(案)について《質問》
その他の質疑はなく、承認されました。
教育用視聴覚教材費用積立預金繰入について、公益目的事業として実際に作成した場合の費用計上について。
《回答》
内閣府への報告となっている公益目的事業計画の進捗状況について説明するともに、現在まで計画通り実施できており、令和13年度に完了する予定である旨を説明した。審議事項 4.その他について清水総務部長より配布資料5に基づき説明がなされました。
特段の質疑はなく、第67回定時総会は、令和7年5月23日(金)に開催されることが承認されました。その他として出席の理事、監事に審議すべき事項について確認を行ったが、各理事からの発言事項はありませんでした。
最後に議長より、本日の理事会で承認を得た令和7年度の事業計画及び令和7年度の収支予算に大きな変更がなければ、今年度第3回の理事会は開催しないこととする旨の説明があり、了承されました。
また、新年度の開催予定は、4月中旬頃に決算審議のための第1回理事会及び5月23日定時総会後に臨時理事会を開催する旨の説明がなされました。以上で審議及び報告事項は全て終了し、令和6度第2回理事会は閉会されました。