第380回 愛媛県今治市立伯方小学校

(一社)日本船長協会事務局 

 

1.開催日時

令和6 年9 月13日(金)10:25〜11:55

2.紹介

 日本中小型造船工業会(以下「中造工」)より声を掛けて頂き、「船長、子供達に海と船を語る」講演の機会を頂きました。昨年に続き2 年連続、前日に続く2 日目の講演です。

3. 講演内容

 伯方小学校の5 年生1 クラス23名を対象とした45分の講演を行いました。中造工が行う「なるほど!船づくり」講演が45分間あった後、休憩を挟んで、うみふね講演を行いました。中造工の講演内容は、主に船が完成するまでの工程を順に丁寧に分かりやすく説明していました。伯方島には3 つの有名な造船所があり、造船産業の重要性を小学生にも分かりやすく伝えていました。船長協会は船員の海上での生活のほかに、先生から質問のあった「自動車専用船に積まれた車両が動かないようにするにはどうしているのか?」への答えとして、自動車が自走してランプから積み込まれ、ラッシングベルトで固縛されるまでの動画を見てもらうなどの講演をしました。

4.講演者雑感

 職員室から階段を上がった2 階の廊下には同島で建造された貨物船の写真が誇らしげに多数掲示されていました。また、講演を行った教室には生徒達ひとりひとりが作った造船に関する新聞が掲示されていました。子供達に聞くと新聞社のサイトに「学習新聞を作る」と言うテンプレートがあって、それを使って各々が造船について調べたことを記事にしているとのことでした。
 大島の亀老山展望台から見る来島海峡の景色(写真)も伯方島も、海が身近にある環境をとても羨ましく感じました。伯方島:伯方島は「は・か・た・の・しお」のコマーシャルでお馴染みの「伯方の塩」の発祥の地です。島内には造船所があるほか内航船主体ながら船主の集積も見られ、海運と造船の島として知られます。

(常務理事 滝浦 文隆 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2025-Apr-25