第390回 栃木県立佐野高等学校附属中学校

(一社)日本船長協会事務局 
 

 

1.開催日時

令和7 年5 月20日(火)
13:55〜14:40、14:50〜15:35

2.紹介

 栃木県立佐野高等学校附属中学校から直接、講師依頼をいただきました。同校のキャリア教育「職業人講話」で講師を務めさせていただくのは今年で9 年目となりました。今年も当協会のほかに、国連UNHCR 協会、看護師、いちご農家、警察の業種から講師が招聘され、立志式を迎える年頃の中学校2 年生に対して熱く語って来ました。対象となる生徒105名のうち、合計で約40名ほどが船長の話が聞きたいと集まってくれました。

3. 講演内容

 今年は、学校の要望に少しでも沿った内容 で講話を構成しました。
船員のお仕事
なぜこの仕事を選んだのか
仕事で大変なところ、苦労する点
この仕事に必要な資格と能力
開講から閉講まで代表生徒が進行するスタイルです。瞬く間に45分が過ぎてしまいました。生徒からの質問の時間が取れなかったことが大きな反省点です。

4.講演者雑感

 栃木県第四中学校として明治34年に開校し、平成20年に栃木県立佐野高等学校附属中学校が開校して中高一貫教育校となった、非常に歴史のある学校です。そこで学ぶ生徒たちは、学校教育目標に掲げられている「進んで社会に貢献できる生徒」、「自己の未来を拓ける生徒」といった自主性を育む行動規範に従い、講話を聴く際の眼差しは将来をしっかり見据えていました。
 学校ホームページで公開されている令和6年度進学状況を見ると、水産大学校を受験した生徒が1 名いました。5 年前の職業人講話を聞いてくれた生徒の中に、海に興味を持ち、水産大学校への進学を考えてくれたのかと思うと嬉しく感じます。他校での講演でも、近くの商船高等専門学校へ進学した生徒がいることを聞くことがあり、海事思想を普及し、海に関する仕事があることを広めていく我々の活動は決して無駄ではないと感じています。また、海事関係へ進まなくても、海運という産業を知ってもらえる機会は非常に貴重です。この場を借りて、このような機会をいただけることに感謝し、毎年講師として日本船長協会に声を掛けてくださる佐野高等学校附属中学校の校長先生をはじめ、関係者の方々に感謝申し上げます。ありがとうございます。今後も職業観を育む教育に微力ながら協力していきます。

(常務理事 滝浦 文隆 記) 

感想文

生徒達の作文/

 


LastUpDate: 2025-Aug-01