第29回 大分県別府市立北部中学校

作文/西村/松川/古田/清水//梶原/廣津/佐藤
 前日本船長協会会長 澤山 惠一
講演中の澤山船長

 昨年12月、友人から次の様な問い合わせが
ありました。「私の甥が別府市の中学校の教
員をしています。日本船長協会では日本全国
の小・中学校で講演をされておられると伺っ
ております。出身船長はいませんが、お願い
すれば、東京から別府まで来ていただけるの
でしょうか」と。

早速、北部中学校の研究主任の林 淳一郎先生と連絡を取り合い、5月7日(金)13:30~15:00講演の日・時が決まりました。ところが3月になり急遽、林先生が他の中学校に異動となり心配しましたが、後任の寺田康弘先生が快く引き受けて下さり実現いたしました。

平成16年5月6日(木)、柳原良平画伯(私の小学校の大先輩)と伊東佳宏常務理事と一緒に別府市立北部中学校を訪れ、穴見校長先生、寺田先生と翌日の講演の打ち合わせを行い、機器の設置、マイクのテストなど、準備を行いました。

 北部中学校は別府湾、遠くは国東半島が一望できる緑多い小高い丘の上に在り、眼下にはフェリーが頻繁に出入りする別府観光港を見ることが出来ます。

 5月7日(金)当日、穴見校長先生は中学校校長会出席の為不在でしたが、南条浅子教
頭先生のご案内で体育館へ向かいました。全校生徒15クラス564名が整列していて、我々
の紹介が終わった後、私から本日の講演会『子供たちに海と船を語る』の趣旨説明を行
いました。

絵を描きながら船の話をする柳原画伯

 13:40柳原良平先生が画板に私が初代船長
を務めた「客船にっぽん丸」と伊東船長が乗
船していたコンテナー船「ありげーた りば
てぃー」のお話をされながら、語り画きをさ
れると生徒たちからは感嘆の声が上がりまし
た。

 広い体育館の中、後ろの生徒たちにも良く
見える様にビデオカメラからスクリーンに写
し出された絵を画いておられる柳原先生のお
姿には、生徒達にとって良き思い出となった
ことと思いました。

 14:10簡単な自己紹介・小学校時代・どう
して船長になりたいと思ったかなど、夢を実
現するに至った話から始めました。

海と船の話に聴き入る中学生達

DVDを放映しながらの説明

  • プロローグ(資源、原料、製品等の輸出
    入)
  • 船の種類(貨物船、タンカー、客船など)
  • 巨大船を動かす。
  • 船の航路(スエズ運河、パナマ運河)
  • 海賊や戦争に出会った時
  • 海、船、港の話
    • 海の素晴らしさ
    • 海の怖さや海が時化た時の話
    • 世界中の様々な港の話
    • 海の動物たちと出逢った話
    • アラスカの氷河の話
    • 日没とグリーン・フラッシュの話

まとめ


今日新聞記事
(画像をクリックして下さい)

 今回の講演会は皆さんに船乗りになって下
さいとPRに来たのではありません。勿論皆
さんの中から大きく成ったら船乗りになりた
い夢を持っていただければ私は嬉しく思いま
すが……。

 太平洋戦争終了後58年余り、外国から資源
を日本に運び、日本から様々な製品を外国へ
運ぶ大切な仕事をする、海運業、即ち船と私
達船員が果たしてきた役割は大きかったと考
えます。

 皆さんは、これから大人になっていろいろ
な夢を実現し、各分野で活躍されることと思
います。
どうして今日、我々日本人が豊かで楽しい
生活が出来るようになったかを思い出してく
ださい。


大分合同新聞記事
(画像をクリックして下さい)

 そして、船が原料・物資・食料・エネルギ
ーなど、あらゆる物を運ぶ仕事の大切さを忘
れないようにして欲しいと思います。
以上のようなお話をしましたが、予定の時
刻を20分も超過してしまいました。

 後日、感想文と質問を当協会に送っていた
だくこととし、講演会を終了しました。
当協会会長最後の『子供達に海と船を語る』
企画に生徒達は真剣な眼差しで聞いていただ
き、久しぶりに感銘を受けた楽しい一刻でし
た。

 最後になりましたが、『子供達に海と船を
語る企画』に応援していただきました日本財
団・日本船主協会・海事広報協会に対し、心
より御礼申し上げます。

作文/西村/松川/古田/清水//梶原/廣津/佐藤

LastUpDate: 2020-Aug-10