第1回 横浜市立磯子小学校

会長 菊地 剛


さて当日、嬉しいことに柳原先生のご都合宜しく、前座を努めて頂けることとなりました。1m×60cm程のボードにマジックで船の画を描きながら約15分お話しをするわけですが、見事な画でとても良い記念になりました。
また、当日の話の中で天測の実演用のセキスタントが欲しいと考え航海訓練所にお願いしたところ、最新式のものをわざわざ小学校まで届けて頂きました。大感謝です。
孫と同年代の児童から歓迎の意をこめた挨拶“始めの言葉”を頂いて演壇に立つと沢山の輝く瞳に圧倒されそうでした。

当日は、商船三井客船のチーフ・パーサーだった武馬 猛氏や元毎日新聞カメラマンの東 康生氏より寄贈された世界の港のスライドをバックに楽しくお話ができました。
先ず、自己紹介、どうして船長になろうと思ったか、などから始めて、三等航海士から船長になるまでのこと、船の種類、大きさ、任務、そして、シドニーへの航海、初めての外国、サンフランシスコのこと、パナマ・スエズ運河、船長の仕事、嵐、海賊、海の美しさ、などなど、予定の45分はあっという間で準備した内容の半分ぐらいしか話せませんでした。

何度も予行演習をして時間調整をしっかりやっておくことが大事です。

 何とか、スケジュールどおり、15分程の質問の時間を残して切り上げたのは良かったのですが、うっかり「質問のある人」と言ったところ、何と全員が手を挙げて迫って来ました。質問攻めです。事務局を勤めてくれた澤山専務が見かねて、さばいてくれましたが質問を受けるには、人数を制限するとか、何か対策が必要です。

 質問内容は結構鋭いものがあり、GPSなども知っているので油断はできません。時化の恐ろしさ、霧、海賊などの話は最も興味をそそったようです。
終了後、校長先生にお願いして、児童からの感想文を頂けるようにしました。別掲の校長先生のお便りと一例ですが児童達からの感想文ご参照下さい。
沢山の応援団の皆さんのお陰で、今までに7校での催しが完了しました。卒業後63年振りの母校は、強烈な懐かしさを味あわせてくれました。
どうぞ、我と思わん船長さんは、お申し込み下さい。学校との打ち合わせ要領や、講演内容のサンプルなど沢山用意できておりますので参考にして頂けます。


LastUpDate: 2024-Apr-17