第117回島根県松江市立美保関中学校

(一社)日本船長協会事務局

島根県松江市立美保関中学校

船長、母校へ帰る

昨年の冬船長協会より、母校の美保関中学校にて、「船長、母校へ帰る」講演の依頼があり、松江市美保関町の乙部支所長様が中学校と折衝して下さり、2 月28日この企画が開催されました。 私は、島根半島の最東端の村で生まれ育ち、当時は生徒の数も多く、南と北の2 校があり、教室から鳥取県の境港に入出港する外国航路の船を見ながら授業を受けたことが思い出となっています。初めて訪問する母校は統合され、中海に近い場所で立派な校舎になっており、入出港する船の代わりに霊峰大山が眺められるすばらしい環境でした。 私が訪問した時は、丁度生徒たちの食事休憩時間と重なりましたが、出会った生徒たちがとてもきびきびとしていて明るく挨拶をしてくれ、非常に気持ち良く感じられ、久しぶりに船長として乗船していた時のフィリッピン人乗組員からの挨拶を思い出しました。 これも先生及び職員方の指導の賜と、感心しました。 校長先生のお話では、今回は卒業生が対象であり、将来の夢と希望を持てるような講演をと言うことで、どのような話をしたら生徒達に関心を持ってもらえるのか迷いました。 島根半島の北側は日本海、南側は美保湾に囲まれており、外国船が入出港する様子を見ることが出来て、船に親しみやすい環境にありますが、外国航路の船長は意外に少なく、この講演が島根県では初めてと聞き少し寂しく思いました。この講演を通して卒業生の中から一人でも多く海と船に関心を持って貰えるように、子供時代から船へ憧れ、その夢を持ち続けたこと、船長として乗船したVLCCの操船、船内統率、通信、積荷準備、入港準備、台風の避航、日本からペルシャ湾への航海、外国の寄港地での話、休暇毎のミニ同窓会で乗船中のストレスと緊張がほぐれていった事、その他についてお話させていただきました。 真剣に話に耳を傾けてくれた生徒の皆さんが、志望校に全員合格出来、心身共に健康で夢と希望に満ちた高校生活が送れますよう願いますと共に、母校の益々のご発展を、お祈り致します。 この講演を開催するに当たり、奔走してくださいました支所長様、企画を受け入れて下さった校長先生、本企画を実施されている船長協会の方々に御礼申し上げます。

(元 飯野海運(株) 船長 森脇喜一 記)
校舎全景 校章とその由来
山本船長講演 森脇船長講演
講演会風景 記念楯贈呈

島根県松江市立美保関中学校生徒達の感想文など

生徒達の作文////// 新聞記事/


LastUpDate: 2020-Aug-10