第52回 茨城県利根町立太子堂小学校

 

 

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船長協会技術顧問 池上武男

1.開催に至った経緯及び日程等

€€€ 当小学校は、茨城県の最南端に位置し、利根川を挟んで千葉県我孫子市に接する田園地帯に昭和59年に開校し、「利根ニュータウン」や「四季の丘」などの大規模な団地を抱えた団地校で、保護者は都心への通勤者が多く、子供たちへの教育には非常に熱心である。当小学校が進めている「地域に開かれた学校づくり」の一環として「ようこそ大先輩プロジェクトの充実」を掲げて、保護者たちが長年かけて得た技術や知識を子供たちに伝える学習ボランティアが盛んで好評のようである。€€

€€ 以前に、船長協会に在職していたH船長の子供たちが通学している関係で学校を紹介され、今回の講演会が実施された。当小学校にはOB 船長が居ないために協会が講師を派遣することとして学校側と開催日時を調整して平成19年10月5日(金)に実施することとなった。€

2.講演会

€ €  当日は、JR 常磐線我孫子駅で成田線に乗り換え9時ごろに布佐駅で下車すると教務主任の神農先生の車で学校へ向かい、神立富子校長先生に挨拶のあと、10時40分から体育館で講演会は始まった。対象者は、1~6年生の全校児童135名、保護者30名及び学校関係者15名合計180名であった。まず、神立校長先生の挨拶と我々の紹介に続いて森本会長の挨拶及び講演があり、協会作成のDVD「海と船」を上映して私の講演となった。私の講演内容は、海や船についての知識が全くない子供たちに対して、我が国が有している広大な海を安全に綺麗にすること、海は私たちの生活に非常に大切であること、トピックスとして海賊の話、最後に私の印象に残った航海の話をして、皆さんも将来に大きな夢をもって頑張ってくださいと結んで講演を終えた。講演後の質問時間では、①どうしてこの職業を選んだのですか、②船に乗っていて大変な思いをしたことは何ですか、③航海士になるにはどのような勉強をしましたか、などの質問があった。その後、生徒を代表して6年生の戸井田真希さんから御礼の言葉を受け、協会からは学校に対して記念品を贈呈して講演会は終了した。€€€€

神立校長先生の挨拶 森本会長の挨拶と講演
船長協会から学校へ記念品の贈呈 ツ黴€
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3.むすび

€€€ 対象者が小学1年生から6年生と巾が広く、低学年と高学年との間に理解力の差があり、全員に判るように話すのが難しく、とにかくゆっくりと言葉を選んで話すことに努めたが自信はなかった。それでも最前列に並んで座っていた1年生が居眠りもせず最後まで目を開けて見つめていてくれたことが有り難かった。講演会が終わって校長先生とともに学校給食のカレーライスをご馳走になりながら懇談が出来たことは非常に有意義であった。 € €

€ € (船長協会技術顧問池上武男記) € €

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お礼の言葉、生徒達の作文

€ € 生徒達の作文////////€€


LastUpDate: 2024-Apr-25