太洋日本汽船株式会社 盛一 勝隆 | ||
豪州と日本を往復するチップ船EDEN MARU乗船中、いつも送られて来る月報CAPTAINを読んでいましたら、船長協会50周年の記念事業の一つとして、「船長母校へ帰る」が企画され、海事思想の普及に務めるとありました。船長協会からは、いつも貴重な資料を送って頂いており、又、私も船員生活35年となり、何か人の役に立つような事が出来ないかと思っていた時、この企画を知りました。 自分の卒業した小学校へ行って、海上での経験を話すぐらいできるだろうと、3月5日船長協会へ澤山様をお訪ねし、お話を伺いました。既に何人かの船長が講演を終えていますとの事、そのメンバーを聞きますと菊地会長はじめ錚々たる方々ばかり、しり込みしてももう遅く、話が決まりました。
先ず、かっての恩師が10年前母校の校長先生でしたので、この主旨を説明し、現在の校長先生への仲介の労を取っていただきました。 5月1日に小学校で話をする事が決まり船長協会へ連絡を入れますと、講演に役立つスライドを持って菊地会長、澤山専務理事の両先輩も高山へ来られ、講演を応援して戴くことになりました。
当日、クラスの児童の机の上には、協会からプレゼントされた船と海に関するパンフレットがあり、菊地会長の挨拶に続き、いよいよ本題に入りました。
講演が終わってしばらくしましたら、子供たちからの感想文が届き、船や海のいろいろなことを、分かりやすく楽しく説明してくれてありがとうございました。と書いてありました。 今回の企画でいろいろな方々に助けて戴き、感謝致しますと共に御礼申し上げます。 追記:この頃、校下を歩いていますと、「あっ、船長さんや、船長さんや」と子供に言われ、テレてしまいます。 |