船長協会理事 金子 靖治 | |
船長協会創立50周年記念事業として、昨年度より実施されている「船長母校へ帰る」の企画は、今年度より日本財団の助成事業となった。
1992年、Christopher ColumbusのAmerica到着500年を記念して、彼の生誕の地、ItaliaのGenovaで開催された「国際船と海の博覧会」は、当時の運輸省主導で準備されたが、目玉は、船の科学館によりFloating
さて、私のPresentationは、昨年度の50周年記念行事の菊池前会長、澤山前専務の次の次の4番バッター程度でどうかと、当時の専務、澤山さんより打診があり、早速母校の高宮小学校に打診したところ、「平成12年度は行事予定が全てFully
平成13年の新年となり、西田拓校長、森田博美教務主任のお2人と、Phone、Fax及びE-Mailで連絡をとり、6月30日の土曜日の午前中、4・5・6年生全員約160名を対象に、体育館にて講演を行うことが、本決まりとなった。
学校の荒廃が取り沙汰される昨今ではあるが、小学校ではむしろ我々の時代より、のびのびとした優しい子供達に接して、ほっとしたものである。
学校側と事前の打合せは主としてE-Mailで、必要に応じてFaxとPhoneにて行い、実際にお会いしての打合せは、前日となった。
全国高校野球大会で、よく伝統校とか校風と言う言葉を耳にしても、「昔は昔今は今」の私には縁の遠い言葉であったが、歴史の古い学校には、脈々と生き続ける良きものがあるのでしょう。
福岡に生まれ、高校まで過ごしたこの地には、当然幼友達が多い、「古賀 勝」と言う男、小中高全ての母校で同窓会の幹事役をしてくれている。 尤も、日本財団提供の、日本レジャーチャンネル「情報360゜」の録画撮影のため、日本財団からとVision FarmのDirectorとCameraman等のStaffがきてくれたが、わずか3分の放映なのに講演の後も1時間以上の撮影で、番組制作の苦労を体験した。
海事思想普及のための企画であるので、この時のみならず、後の7月23日、同じく「情報360゜」斎木しげるさん司会の30分番組の録画撮りに、三田にある笹川記念会館6Fの㈱日本レジャーチャンネルまで出向いた。 講演の内容は、自己紹介からアレキサンドリアの浮き灯台、アフリカで見た蜃気楼、昼間に金星と太陽で正確な船の位置を知ることができたこと、アマゾン河のマナウスとパラ河のベレン、コロンボ500国際船と海の博覧会、マゼラン海峡とパタゴニア・チャンネル等で、授業をするのでは無く、子供達に面白い話をしよう、聞いたことの無い話をしようと思っていたのだが、話題の数にこだわり、当日は、話すスピードが速くなり、子供達のレベルで話すことができなかったと、悔まれたが、後で先生のコメントや子供達の感想文を読んで、それなりに理解してくれたようで、胸を撫で下ろした。 |