内海水先人 竹内 忠雄
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愛知県半田市立亀崎中学校 |
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1.講演会開催までの経緯
内海水先人の竹内船長は、7・8 年前から
毎年5 月に行われる町のお祭に帰郷するたび
に、仲間から亀崎中学同窓会が主催する「先
輩のお話を聞く会」で話をしてほしいとの要
請を受けていた。講演会の目的は生徒の進路
選択の手助けになるよう、いろいろな職業に
就いている卒業生に話をしてもらうことで
あった。今までそうそうたる人達が名前を連
ね、また大勢の人の前で話をすることに慣れ
ていないと断ってきた。しかし、昨年、同窓
会と学校から正式に要請が届いた。 |
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2.開催日時
平成27年11月12日(木) 14:45~15:45 |
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3.学校紹介
11月12日、「船長、母校へ帰る」の講演を
行うため、愛知県半田市立亀崎中学校を訪れ
た。竹内船長は当校を53年前(昭和37年)に
卒業した。一緒に、教頭先生との打ち合わせ
のため職員室へ。廊下ですれ違う生徒たちが
「こんにちは」と気持ちよい挨拶をくれた。
学校の雰囲気が分かる。先生方の会釈も自然
だった。教頭先生の名刺の左下に『南吉のま
ち 半田』とある。尋ねると、「半田は『ご
んぎつね』の作者、新美南吉が生まれ育った
ところなので」と。 |
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4.講演会概要
竹内船長は子供のころ鰻が捕れたこと、お
祭り、伊勢湾台風の甚大な被害、つづいてス
ライドで自分の経験と、現在勤務している瀬
戸内海の水先人の仕事について話をされた。
私も船の種類、船員の役割などをDVD やパ
ワーポイントで説明した。約50分、皆さん静
かに聴いてくれた。 |
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5.竹内船長のお話
父親が機帆船を所有し、田原、豊橋から半
田へ砂利を運んでいた。小さいころから、私
は海に親しんでいた。小学校6 年の時の文集
に、将来「船長」になりたいと書く。希望が
かない、1969年、東京商船大を卒業、船会社
に航海士として就職、20年後船長に昇進。船
会社で33年間、海上と陸上の仕事に従事、海
上の仕事は思ったより少なく、ほぼ1/3、陸
上が2/3だった。 (日本船長協会会長 小島 茂 記)
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生徒達の感想文 |