第155回 ガスの科学館

(一社)日本船長協会事務局   

ガスの科学館

 

1 .開催に至った経緯と学校紹介

 3 月19日~ 3 月27日まで、東京ガス株式会 社のガスの科学館「がすてなーに」における 春休みイベントのひとつとして講演を依頼さ れました。テーマは「海でつながる島国ニッ ポン!~私たちと海の意外な関係?!」の一部 として「海を渡る~海がつなげる日本と世界」 です。
 東京都江東区豊洲にあるガスの科学館は、 2006年に現在のロケーションに移転し、新た に「がすてなーに」としてオープンした施設 で、暮らしを支えるエネルギー・ガスの役割や特長、環境問題を見て、触れて、感じなが ら学べる体験型学習施設です。

2 .開催日時

 平成28年3 月20日(日)
  13:00~13:25、15:00~15:25

3 .講演内容

 今回の講演は、前述のテーマを基にしたも ので、子供も大人も楽しめるようにクイズ形 式を中心に行いました。

主な内容は、
 ① 船長の仕事(船長が行わない仕事→舵とり)
 ② 日本海運の重要性 (DVD 上映)
 ③ 船の大きさ(ガスの科学館とLNG船のどちらがおおきいか?)
 ④ 船の速さ(ボルト選手と競争したらどちらが速い?)
 ⑤ ガスの輸出国(現在は、東京ガスが輸入していない国は?→アメリカ)
 ⑥ LNG 船の燃料は?
といった内容をお話しました。

4 .講演者雑感

 おとなしい子供が多く、少々話しにくい面 もありましたが、クイズには皆、手を挙げて 参加していました。どちらかというと、大人 の方が、なるほどといった感想を持たれたの ではないでしょうか?
 今回は、未就学児もいたため、言葉づかい がいつもより気を使うことになり、少々時間 が足りなくなったのは残念な結果でした。と はいえ、この2 年間、「海と船を語る」講演 を主として担当させていただき、その間に、 講演内容に改良を加え、ようやくここまでた どり着いたという感が致します。また、この 講演に興味を持って下さり、講演を希望され る方もおられました。引き続き、船長、航海 士がこのような活動を行っていくことで、海 運界の裾野を広げることができると信じてい ます。世間一般の海運界への認識は、おそら く、皆様が想像されている以上に、低いとい うことを申し添えます。なお、今回をもって、 筆者の担当は終了いたします。後任の鐘ヶ江 船長に後を託すことに致しますが、引き続き、 皆様のご支援を賜ればと存じます。


(常務理事 大森 彰 記)

 


LastUpDate: 2024-Mar-25